ORACLEMASTER 備忘録11(1/2)
この備忘録はORACLEMASTER Bronzeの勉強用です。基本は教科書に書いていることを書き手なりに解釈してまとめたものであるため、多少間違っている部分もあるかもしれませんのであしからず。参考書は下記のものを使っております。
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[12c SQL基礎](試験番号:1Z0-061)完全詳解+精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)
Oracleデータベースソフトウェアの管理
Oracleデータベースの運用管理を行う中で、Oracleデータベース管理者には、Oracleソフトウェアを最新の状態に保つこと、データベースのバージョンを上げて新しいリリースのデータベースを構成すること、といった仕事も発生する。
パッチを使用したOracleデータベースソフトウェアの更新
ソフトウェア管理では、最新の修正プログラムを使用してOracleデータベースソフトウェアを再真に保つ。
ソフトウェアの管理とパッチリリース
Oracleソフトウェアでは、製品の不備やバグが見つかった場合、問題を修正するための製品修正プログラムである「パッチ」が作成される。パッチは、ソフトウェアの不具合を“一つだけ修正する”ためのプログラムである。
Oracle社は、ソフトウェアメンテナンスリリースを「パッチセット」(PSR:パッチセットリリースと呼ばれることもある)の形式で定期的に公開している。
パッチセットとは、メンテナンスリリースの公開時までにリリースされた一連のパッチを集めたものである。各パッチが相互に連携して、動作することが統合テストによって保障されている。
パッチの入手方法
パッチセットはMy Oracle Support(以前のMetalink)から入手できる。データベース管理者は、パッチセットを適用して、Oracleソフトウェアを最新の状態に保つことができる。パッチセットを適用すると、バージョン番号の4桁の数字がカウントアップされる。(12.1.0.2→12.1.0.3など)
また、既存のパッチセットに修正が含まれていない不具合に遭遇し、次回のパッチセットのリリースやバージョンアップを待つことはできない顧客に対しては、顧客の環境に含まれた“個別パッチ”が提供される。個別パッチは応急処置であり、パッチセットのような十分な統合テストは行われないため、修正モジュールが競合する可能性がある。
Oracle社によって提供される修正プログラム
パッチ:
インストールされているソフトウェアの不満を“1つ修正するプログラム”
パッチセット:
メンテナンスリリースの公開時までにリリースされた“一連の製品修正プログラム”
個別パッチ:
次回のパッチセットリリース前に製品修正プログラムを入手する必要がある顧客に提供される“個別パッチ”