ORACLEMASTER 備忘録10(4/6)
バッファキャッシュアドバイザ:
バッファキャッシュのサイズ設定に関するアドバイザを提示する。手動共有メモリー管理が有効な場合に使用できる。
・その他のアドバイザ
セグメントアドバイザ:
セグメント内の領域の断片化のレベルに基づいて、そのセグメントの縮小操作が必要か否かのアドバイザを提示する。
UNDOアドバイザ:
システムアクティビティの統計情報や、最も時間のかかる問合せの時間、UNDO保存期間の低しきい値(最小UNDO保存期間)に基づいて、UNDO表領域のサイズ設定に役立つアドバイスを提示する。
MTTRアドバイザ:
設定した時間内にインスタンスリカバリを完了させるために、データベース内部の調整を行う。
SQLチューニングアドバイザ
ADDMは、デフォルトで“60回に1回”、AWR(自動ワークロードリポジトリ)のスナップショットが取得された後に実行される。
ADDMは、AWRが収集した直近一時間の主要統計を分析し、“高負荷SQL文”を含むパフォーマンスの問題を識別する。そして、パフォーマンスの問題が見つかった場合は、ドレらをADDMの結果としてEM Expressの「自動データベース診断モニター(ADDM)」ページに表示する。また、高負荷SQLが識別された場合は、“SQLチューニングアドバイザ”の推奨事項が提供される。
SQLチューニングアドバイザとは
“SQLチューニングアドバイザ”は、単一または複数のパフォーマンスが最適ではないSQL文をチューニングし、問題を解決する機能である。チューニング対象は“SELECT文”のみ。DELETE分などのDDLは考慮されない。
通常は、ADDMの分析の結果から使用が推薦された場合にSQLチューニングアドバイザを実行する。ただし、ADDMとは関係なく、CPU時間やI/O、メモリーなどのリソースの使用量が多いとSQL文や、SQLワークロードに対して個別に実行することもできる。
SQLチューニングアドバイザは、負荷の高いSELECT文を選択し、それに対して次の推薦事項を生成する。
・SQLプロファイル(SQL文固有の補助統計データ)の作成または変更
・新しい索引の作成
・オプティマイザ統計のリフレッシュ
・SQLの再構築
SQLチューニングアドバイザ委は次のソースに対して実行できる。
・SQLチューニングアドバイザを実行できるソース
トップアクティビティ:
過去一時間に実行された“最もリソースが集中していたSQL文”。最近のパフォーマンスの問題の原因となる可能性がある。