ORACLEMASTER 備忘録9(1/13)
この備忘録はORACLEMASTER Bronzeの勉強用です。基本は教科書に書いていることを書き手なりに解釈してまとめたものであるため、多少間違っている部分もあるかもしれませんのであしからず。参考書は下記のものを使っております。
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[12c SQL基礎](試験番号:1Z0-061)完全詳解+精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)
バックアップおよびリカバリの実行
バックアップおよびリカバリの概要
ここでは、Oracleデータベースにおけるバックアップの概念を説明し、必要なデータベース構成について解説する。
バクアップ、リストア、リカバリ
データベースには、ハードウェア障害やユーザーのオペレーションミスなどによるデータベース障害に備えて、失ったデータを復旧するための機能が複数用意されている。
データベースバックアップとは
“バックアップ”とは「データを再構築するために使用できるデータベースのデータコピー」である。バックアップには“物理バックアップ”と“論理バックアップ”がある。
・バックアップの種類
物理バックアップ:
データファイル、制御ファイルなどの、データベースを構成する物理ファイル群のコピーを作成すること。
論理バックアップ:
Oracle Data Pumpを使用して表やストアプロシージャなどの定義、データなどの論理データをバイナリファイルにエクスポートすること。後でそのバイナリファイルをデータベースにインポートすることでリストアする。
Recovery Managerによる物理バックアップ
物理バックアップでは「Recovery Manager(RMAN)」と呼ばれる機能を使用して、次にあげる「データベースを構成する物理ファイル群」をディスクまたはテープにコピーする。
・制御ファイル
・アーカイブREDOログファイル(オンラインREDOログファイルのコピー)
・データファイル
・(サーバーパラメータファイル)
サーバーパラメータファイルはデータベースを構成するファイルではないが、多くの場合、RMANでデータファイルのバックアップを取得する際に同時にバックアップを取得する。
バックアップは、データベースの通常運用中に定期的に取得するようにする。
データベースのリストアとは
データベースの“リストア”とは、ファイルが破損または削除された場合に、バックアップ媒体(ディスクやテープなど)にバックアップしてあるファイルのコピーを、破損してしまったファイルの代わりに、元の場所または新しい場所にコピーする作業。データベース障害が発生した場合は、バックアップをリストアしてからリカバリする、という手順を踏む。