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ORACLEMASTER 備忘録8(2/10)

著者:伊関星児
公開日:2020/09/22
最終更新日:2020/09/22
カテゴリー:技術情報
タグ:

ORACLEMASTER 備忘録8(1/10)

 

続き

 

スキーマオブジェクトへのアクセス

デフォルトでは、スキーマオブジェクトへのアクセスが許されるのは、“スキーマオブジェクトの所有者”または“高度なシステム権限を持つデータベース管理者”である。デフォルトでは、他のユーザーは自分以外のユーザーが所有するスキーマオブジェクトにはアクセスできない。

スキーマオブジェクトへのアクセス権限を制御するのは、スキーマオブジェクトの所有者またはデータベース管理者である。ほかのユーザーからもアクセスできるようにしたい場合は、そのユーザーに“オブジェクト権限”を付与する。

 

オブジェクトの命名規則

オブジェクトを作成する際は、各オブジェクトに名前を付けるが、オブジェクトの名前は次の命名規則に従う必要がある。これらの命名規則に反する名前は付けることができない。

・長さは“30バイト以下”(文字数ではなく、バイト数)

・先頭の文字は、“英数字”(A~Z、a~z、0~9)および感じ、カタカナ、ひらがな(日本語環境の場合)

・使用できる記号は「_」「$」「#」の3種類のみ

・同一スキーマ内で重複する名前は指定できない

・OracleのSQLにおける“予約語”(SELECT、FROM、ORDERなど)は使用できない

・アルファベットの“大文字・小文字は区別されない”

 

表の作成

“表”はデータベースにおける“データ格納の基本単位”である。表にはユーザーが扱うすべてのデータが格納される。

表には“列”と“行”があり、各列に対して“データ型”を指定する必要がある。また、列に対して“整合性制約”を設定することで、列の入力値を制限することができる。

 

Oracleデータベースの組み込みデータ型

表の作成時には、列に対して“データ型”を指定する必要がある。また、列によって、“データの種類”と各列に保持できる“値の範囲”が定義される。

 

・主なOracleデータベースの組み込みデータ型

CHAR(n):固定長文型:長さがnバイトの“固定長の文字データ”。差大サイズは2000バイト。デフォルトおよび最小サイズは1バイト。

 

VARCHAR2(n):可変長文型:最大長がnバイトまたはn文字の“可変長文字データ”。最大サイズは4000バイト、最小サイズは1バイトまたは1文字。VARCHAR2では“最大長サイズ”を指定する必要がある。保存される文字列の実際の長さは0(ゼロ)にできるが、最大長は1バイト以上にする必要がある。

 

DATA:固定長日付型:“日付と時刻”の情報が格納されるデータ型。世紀、年、月、日、字、分、秒が格納される。紀元前4712年1月1日~西暦9999年12月31日の有効な日付。

 

NUMBER(p,s):可変長数値型:精度がp、位取りがsの“数値データ”。制度は最大有効数、位取りは小数点の右側の桁数。

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