ORACLEMASTER 備忘録7(9/10)
権限の付与と取り消し
EM Expressを使用したシステム権限の付与
EM Expressを使用してシステム権限を付与するには、次の手順を実行する。
1、「ユーザー」ページで、権限を付与したいユーザーアカウントを選択して、「アクション」メニューから「権限とロールの変更」をクリックする。
2、右側のボックスで付与するシステム権限を選択して「>」ボタンをクリックし、右側のボックスに移動する。付与権限も一緒に付与する場合は「WITH ADMIN」のチェックボックスにチェックを入れる。「OK」ボタンをクリックする。
※「WITH ADMIN」にチェックがついている権限(付与権限が付与されている権限を別のユーザーに付与することができる)
3、「確認」ページで「OK」ボタンをクリックする。
EM Expressを使用したオブジェクト権限の付与
EM Expressを使用してオブジェクト権限を付与するには、次の手順を実行する。
1、「ユーザー」ページで、オブジェクト権限を付与したいユーザーアカウントを選択して、「アクション」メニューから「オブジェクト権限の付与」をクリックする。
2、付与したいオブジェクトのスキーマを選択して、オブジェクト・タイプを選択し、「>」ボタンをクリックする。ここでは、HRユーザーが所有するEMP表に対するSELECTオブジェクト権限を付与するために、スキーマはHR、オブジェクト・タイプはTABLEを選択する。
- 対象のオブジェクトを選択して「>」ボタンをクリックし、選択済オブジェクトにする。「>」ボタンをクリックする。
- 付与したいオブジェクト権限を選択する。付与権限も一緒に付与する場合は、「権限付与オプション」にチェックを入れる。「OK」ボタンをクリックする。
SQL文を使用したシステム権限の付与
SQL文を使用してシステム権限を付与するには、GRANT文を使用する。
・システム権限の付与
GRANT システム権限 TO{ユーザー名 | ロール名 | PUBLIC}[WITH ADMIN OPTION];
PUBLICはすべてのユーザーを含むユーザーグループ。PUBLICに対してシステム権限を付与すると、すべてのユーザーにその権限が付与される。また、システム権限を付与する際に「WITH ADMIN OPTION」を指定すると、その権限が付与されたユーザーで、“第三者のユーザーに同じ権限が付与できる”。
SQL文を使用したオブジェクト権限の付与
SQL文を使用してオブジェクト権限を付与するには、GRANT文を使用する。
・オブジェクト権限の付与
GRANT オブジェクト権限 ON オブジェクト名
TO {ユーザー名 | ロール名 | PUBLIC}[WITH GRANT OPTION];
オブジェクト権限を付与する際に「WITH GRANT OPTION」を指定すると、その権限が付与されたユーザーは“第三者のユーザーに同じ権限が付与”できる。