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ORACLEMASTER 備忘録7(2/10)

著者:伊関星児
公開日:2020/07/14
最終更新日:2020/07/14
カテゴリー:技術情報
タグ:

一時表領域:

ユーザーが「一時セグメントの作成を必要とするSQL文」(ソート処理、表の結合など)を実行した際に使用される表領域。

ユーザーアカウントに対して一時表領域をしてしない場合は、“デフォルトの一時表領域”(一時表領域の作成時に指定できる)が暗黙的に指定される。

 

表領域の割当て制限:

ユーザーに対して、使用を許可する“表領域内の容量”。ユーザーが使用可能な“表領域ごと”に設定する。これによって、特定スキーマのオブジェクトが使用するディスク領域の容量を選択的に制限できる。デフォルトではすべての表領域に対して「0」が設定されており、表領域の使用は許可されていない。ただし、“一時表域”や“UNDO表領域”は割当て制限がなくても使用できる。

 

アカウントステータス(ロックまたはロック解除):

ログインできる状態(ロック解除)、またはログイン禁止の状態(ロック)を指定する。データベースにログインするにはロック解除に設定されている必要がある。ロックされているユーザーアカウントを使用する場合は、データベース管理者がロックを解除する必要がある。

 

パスワードステータス(有効または無効):

パスワードを“無効(期限切れ)”にするか、“有効”にする。パスワードが有効になった場合、ユーザーは次回ログイン時にパスワードを変更する必要がある。

 

なお、新しく作成したユーザーアカウントを使用してデータベースに接続するには、そのユーザーアカウントに“CREATE SESSIONシステム権限”が付与されている必要がある。

 

ユーザーアカウントを作成すると、ユーザーのための「スキーマ」(ユーザー名と同名)が同時に作成される。スキーマとは、表や索引などを作成した際の“論理的なコンテナ(入れ物)”。

 

EM Expressを使用したユーザーアカウントの作成

EM Expressを使用してユーザーアカウントを作成するには、次の手順を実行する。

1、「セキュリティ」メニューの「ユーザー」をクリック。

 

2、「ユーザー」ページが表示され、データベースに作成されているユーザーアカウントの一覧が表示される。「ユーザーの作成」ボタンをクリック。

 

3、「ユーザーの作成-ユーザー・アカウント」ページが表示される。「名前」にユーザー名を入力し、認証では「パスワード」を選択してから、「パスワード」「パスワード確認」の箇所にパスワードを入力する。パスワードは大文字・小文字が区別されるので注意する。

 

認証方法

パスワード:

入力したパスワードでユーザーを認証する方式

 

外部:

(データベース外部の)OSやネットワーク認証サービス、または外部の認証サービスを使用してユーザーを認証する方式

 

グローバル:

LDAPベースのディレクトリサービスを使用してユーザーを認証する方式

 

4、「ユーザーの作成-表領域」ページが表示される。ここではユーザーの「デフォルト表領域」と「一時表領域」を設定する。

 

5、「ユーザーの作成-権限」ページが表示される。ここではユーザーの設定するシステム権限を選択し、右側ボックスに移動する。データベースに接続するには、「CREATE SESSION」システム権限を付与する必要がある。

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