ORACLEMASTER 備忘録7(1/10)
この備忘録はORACLEMASTER Bronzeの勉強用です。基本は教科書に書いていることを書き手なりに解釈してまとめたものであるため、多少間違っている部分もあるかもしれませんのであしからず。参考書は下記のものを使っております。
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[12c SQL基礎](試験番号:1Z0-061)完全詳解+精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)
ユーザーおよびセキュリティ管理
ユーザーがデータベースを使用するには、データベースに格納している情報を使用してユーザー認証を受ける必要があり、またデータへのアクセス権限が付与されていることが必要である。ユーザーアカウントの作成と管理は、データベース管理者の重要な仕事の一つである。
ユーザーの管理とセキュリティの管理
Oracleデータベースを使用するには、まずデータベース管理者がデータベースに“ユーザーアカウント”を作成する必要がある。そのうえで、データベース内で行う様々な操作に対する“権限”を、作成したユーザーに付与する。
また、データベースにアクセスするユーザーは、データベースで“認証”を受ける必要がある。
ユーザーアカウントの作成
ユーザーがデータベースにアクセスするには、データベースに作成されている有効な「ユーザーアカウント」を使用してデータベースに接続する。この際、無許可のユーザーによる使用を防ぐため、各ユーザーアカウントには“パスワード”が対応付けられる。
ユーザー属性
ユーザーアカウントを作成する際には、次の表に示す“ユーザー属性”をユーザーアカウントに設定する。これらの情報はSYSTEM表領域の「データディクショナリ」に格納される。
・ユーザー属性
名前:
ユーザーアカウント識別するための名前。“ユーザー名”という。
データベース認証パスワード:
ユーザー名に対する“パスワード”。ユーザーはデータベースとの接続確立時にパスワード入力を求められ、パスワードが一致しないとアクセスは拒否される。
パスワードはデータディクショナリで暗号化される。Oracle Database12c では、パスワードの大文字・小文字が区別される。
デフォルト表領域:
ユーザーがオブジェクトを作成する際に、そのオブジェクトの格納先(表領域)を指定しなかった場合に使用される表領域。ただし、ユーザーアカウントに「オブジェクトを作成する権限と」と「表領域の割当て制限」が設定されていない場合は、オブジェクトに対して領域を充てることはできない。
また、ユーザーアカウントに対して、デフォルト表領域を指定しない場合は、“デフォルト永続表領域”(表領域の作成時に指定できる)が暗黙的に設定される。