ORACLEMASTER 備忘録6(5/11)
続き
・SYSTEM表領域およびSYSAUX表領域の名前は固定。それ以外の表領域名は自由に変更できるが、データベース内にUNDO表領域と一時表領域は最低一つ必要。また、ユーザーが表を作成することができるユーザー用の表領域も準備する必要がある。
表領域の管理
表領域の新規作成
・EM Expressによる表領域の新規作成
- EM Expressの「記憶域」メニューの「表領域」をクリック。
- 「表領域」ページが表示され、現在データベースにある表領域がリストされる。
- 「アクション」メニューの「作成」をクリック。
- 「表領域の作成」ウィンドウが表示される。「名前」フィールドに名前を入力して、ほかの詳細を確認し「>」ボタンをクリック。
- 「データファイル」フィールドにファイル名を入力して「+」ボタンをクリック。ファイル・サイズや自動拡張の指定などを確認して「>」ボタンをクリック。
- ブロック・サイズとエクステント割り当てを確認して「>」ボタンをクリック。
- ロギングを確認して「>」ボタンをクリック。
- セグメント領域の管理と圧縮を確認して「>」ボタンをクリック。
- 確認画面で「OK」ボタンをクリック。
10、新しい表領域が作成される。
・SQL文を使用した表領域の新規作成
SQL文を使用して表領域を作成するには、「CREATE TABLESPACE文」を使用する。文内で「データファイルのサイズ」と「ファイルのパス」を指定する。データベースは制定された通りにデータファイルを割り当ててフォーマットする。
・表領域の作成
CREATE TABLE SPACE 表領域名 DATAFILE ‘データファイル名‘ SIZE サイズ
[EXTENT MANAGEMENT LOCAL{AUTOALLOCATE|UNIFORM SIZE サイズ}]
[SEGMENT SPACE MANAGEMENT{AUTO | MANUAL}];
表領域を作成する際には、以下のオプションを指定できる。
・EXTENT MANAGEMENT LOCAL
・SEGMENT SPACE MANAGEMENT
EXTENT MANAGEMENT LOCAL
EXTENT MANAGEMENT LOCALは“ローカル管理表領域”の指定である。ローカル表領域では、その表領域内のすべての「エクステントの割り当て情報」が、ファイルのヘッダーに格納されているビットマップを使用して追跡されるため、エクステントの割り当て及び解除のパフォーマンスが向上する。
また、ローカル管理表領域では、エクステントサイズを自動的に管理するか、特定のサイズの均一エクステントで管理するか指定できる。デフォルトは「AUTOALOCATE」(自動管理)。
・ローカル管理表領域のエクステントサイズの管理方法
AUTOALLOCATE:
データベースが自動的にエクステントの割り当てを管理する。最小エクステントサイズは64KB。デフォルト値。