ORACLEMASTER 備忘録4(1/3)
この備忘録はORACLEMASTER Bronzeの勉強用です。基本は教科書に書いていることを書き手なりに解釈してまとめたものであるため、多少間違っている部分もあるかもしれませんのであしからず。参考書は下記のものを使っております。
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[12c SQL基礎](試験番号:1Z0-061)完全詳解+精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)
Oracleネットワーク環境の構成
一般的にユーザーがデータベースを使用する際は、ネットワークを介してリモートのクライアントからOracleデータベースサーバー上にあるデータベースに接続できるように各種設定を行う必要がある。ネットワークを介してデータベースに接続するためには「Oracle Net」が必要で、Oracle Netはネットワーク機能を提供する。
ネットワーク構成の概要
クライアントからネットワークを介してデータベースに接続するためには、データベースサーバーとクライアントが以下の前提条件を満たしている必要がある。
データベースサーバー
・クライアントにアクセスできるネットワークがサーバーで稼働中であること
・ORACLEデータベースがインストールされていること
・「TCP/IPプロトコルサポート」がインストールされていること
・「リスナー」が構成されていること
クライアントコンピュータ
・データベースサーバーにアクセスできるネットワークでクライアントコンピュータが稼働中であること
・「Oracleクライアント」がインストールされていること
・「TCP/IPプロトコルサポート」がインストールされていること
Oracle Netとは
Oracle Netは、データベースサーバーに関するネットワーク機能を提供するコンポーネントである。ネットワーク製品群である「Oracle Net Services」の一つであり、OracleデータベースソフトウェアやOracleクライアントソフトウェアをインストールすることで一緒にインストールされる。
データベースサーバーへの接続方法
クライアントからデータベースサーバーに接続する方法として、よく行われるのは二つ
・クライアント/サーバアプリケーションによる接続
・Webクライアントによる接続
「クライアント/サーバアプリケーションによる接続」では、クライアントとデータベースサーバー両方にOracle Netをインストールする。
一方「Webクライアントによる接続」ではクライアントはWebブラウザを使用してWebサーバ(Webアプリケーションサーバ)に接続する。データベースの処理が必要な場合、Webサーバがクライアントの代わりに処理を行う。そのため、データベースから見たクライアントはWebサーバになる。つまりこの方法ではWebサーバとデータサーバ両方にOracle Netをインストールする。