ORACLEMASTER 備忘録2(1/2)
この備忘録はORACLEMASTER Bronzeの勉強用です。基本は教科書に書いていることを書き手なりに解釈してまとめたものであるため、多少間違っている部分もあるかもしれませんのであしからず。参考書は下記のものを使っております。
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[12c SQL基礎](試験番号:1Z0-061)完全詳解+精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)
Oracleのインストール
Oracleデータベースを使用するには“Oracleデータベース・ソフトウェア(以下Oracleソフトウェア)をダウンロードする必要がある。Oracleソフトウェアは「OUI(Oracle Universal Installer)」を使用してインストールする。OUIにはインストールのほかにも以下のような作業もできる。
・インストールされているOracleソフトウェアの表示
・新しいOracleソフトウェアのインストール
・使用しないOracleソフトウェアの削除
・インストールプロセス中でのオンラインヘルプの参照
・インストール前の前提条件のチェック
Oracleソフトウェアのインストール要件
メモリ:使用可能な物理メモリが1GB以上あること
スワップ領域:1.5GB以上のスワップ領域(ページング領域)があること。
ディスク領域:一時領域(/temp)の空きサイズが1GB以上あること。また、Oracleソフトウェア用およびデータベース用のディスク領域があるかチェックする。Standard Editionの場合は6.1GB。
システム:適切なOSバージョン、バッチ適用、カーネル(OSの中核となるソフトウェア)パラメータ、ファイルシステム形式
環境変数の設定
Linux、UNIXの場合、Oracleデータベースサーバーの操作に必要な環境変数はすべて、OUIが自動的に設定してくれるので、インストール時に設定しておく必要はない。しかし、事前に設定しておくことで設定した値がOUIに採用されるので、その後の設定が容易になる。
・ORACLE_BASE:Oracleディレクトリ構造(Oracleの格納先)のトップのディレクトリを指定する。この設定値が「※OFA(Optimal Flexible Architecture)」のOracleディレクトリ構造のトップの場所になる。ORACLE_BASEを指定すると、指定したフォルダ内に各コンポーネントのインストール用ディレクトリが作成されるため、今後のインストールやアップグレードがしやすくなる。
・ORACLE_HOME:Oracleソフトウェアを格納するディレクトリを指定する。
・ORACLE_SID:システム識別子(インスタンス名)を指定する(8文字以下の英数字)。ORACLE_SIDによって同じコンピュータ上の他のインスタンスと区別する。
・LD_LIBRARY_PATH:ライブラリファイルのあるディレクトリパスを指定する。実行時に。共有ライブラリを検索するために使用される。
※OFA(Optimal Flexible Architecture)は、Oracleが推奨するディレクトリ構成やファイルネーミングのガイドラインである。OFAに沿って設定すると、所有するユーザーやバージョンの異なる複数のデータベースが共存できるように、ソフトウェアとデータベースを適切に構成することができる。