Qt Creator ビルドエラー stddef.h no such file
津路です。
前回にて、ビルドしたデスクトップ用サンプルアプリですが、エラーが発生しました。
In file included from C:/Qt/5.12.6/mingw73_64/include/QtCore/qglobal.h:46:0,
from C:/Qt/5.12.6/mingw73_64/include/QtCore/QtCore:4,
from C:/Qt/5.12.6/mingw73_64/include/QtWidgets/QtWidgetsDepends:3,
from C:/Qt/5.12.6/mingw73_64/include/QtWidgets/QtWidgets:3,
from ../application/mainwindow.cpp:52:
/usr/lib/gcc/x86_64-pc-cygwin/7.3.0/include/c++/cstddef:50:10: fatal error: stddef.h: No such file or directory
#include
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cygwinを私は入れています。
環境変数のPathには、C:\cygwin64\bin が入っています。
stddef.h ファイルは、C:\Program Files (x86) 下には見つかりませんでした。
https://wiki.qt.io/Cannot_open_include_file_stddef_h_No_such_file_or_directoryが見つかりましたので、Creatorから更新をかけてみました。
Qt SDKをメンテナンスツールを起動する、と書いてあります。が、更新をチェックしても何もないという結果。
メニューのヘルプから、system informationを取得しましたが、MinGWに関する項目がありません。
C:\Qt\Tools\mingw730_64\include配下に、そのようなファイルはありません。
上記のページに書いてある、package managerとは、maintenance toolのことです。では、Qt SDKとは?
どうも、development toolsを指しているようです。そこで、Qt SDK / Development Tools / Qt 4.7.4 / Desktop Qt 4.7.4 – MinGWとは、書いてありますが、古いようで、
今は、Developer & Designer toolsの下の、MinGWの32bit版かなという想定で、入れてみましたが、はずれ。
あるブログによると、Windows 10 SDKを入れなさいとあります。
調べてみると、VS2013の標準インストールでは、入っていないようです。VS2017あたりからは入っているようで。
Windows 10 SDKをインストールしましたが、パスが通っていないので、.proファイルにINCLUDEPATH, LIBSを設定してビルドは進みました。
しかし、今度はvcruntime.hが見つからないエラーです。
これは、名前の通り、Visual C++の配下にあるべきファイルで、Visual Studio 2013の標準インストールでは、ありません。
なので、機能を追加しようにも、Update 4を起動しても、追加ボタンが表示されず、不可能です。
結局、Visual Studioを更新することにしました。2017をインストールすると、vcruntime.hは見つかりました。