Qt – Kitsの追加
津路です。こんにちは。
今回は、Qt Creatorを使っての、キットの追加方法について調べました。
実は、同僚が、MacOS上で、iOS版はできたものの、Android実機で実行するにはどうするのと、聞いてきたので、
メンテナンスツールだろうと思って、Qt Maintenance Toolを、ファインダで探って起動しました。
しかし、androidは一向に見つかりません。
そこで、アップデートを試みたりしているうち、バージョンアップしてくださいというメッセージが出たあと、OKを押すと、固まってしまいました。
また、どこかでレポジトリがないとのメッセージが出たので、設定したところ、メタ情報はとれますが、見当たりません。
この問題については、一旦終了すればうまくいきそうで、更新ボタンで、メンテナンスツールのアップデートバージョンも見当たりませんでした。要するに、手動なのでしょう。
私のWindows上でのQt Creatorのインストールステップでは、Androidだけしかインストールしませんでしたので、デスクトップアプリは開発できません。
そこで、Qt maintenance toolを起動し、コンポーネントの追加または削除ボタンにて確認したところ、インストール済みの項目だけが表示されています。
Qtのドキュメントでは、キットの追加方法が書いてありますが、プロジェクトの「ビルドと実行」コーナーにデスクトップはあっても、無効になっていて、kit is not suitable for projectが表示されます。
そして、ツール-オプション-デバイスにて、Kitを確認しても、デスクトップはありません。
Qtバージョンタブを見て、Android以外に追加ボタンを押すと、フォルダを選択することになり、そこにはデスクトップ用フォルダはありません。
というわけで、メンテナンスツールに戻り、先ほどの画面で、左ペインのArchiveを選択してFilterすると、表示されました。
MinGW 64bitを選択して、インストールしました。VS2013が入っているためか、それともないのか、vs2013は表示されませんでした。
MinGW 64bitをインストールして、Creator上で確認すると、kitにも、Qtバージョンにも、表示されました。
また、プロジェクトのビルドと実行コーナーにも、x86-windows-msys-pe-64bitとMinGW両方が有効になりました。
x86-windows-msys-pe-64bitにてビルドをしてみると、stddef.hが見つかりませんというメッセージが出ます。
これは、platform sdkをインストールする必要があります。
MinGWバージョンでは、ビルドはすんなり通りました。
次は、実行してみます。