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Qt – Androidアプリ開発環境

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:津路高広
公開日:2020/01/30
最終更新日:2020/02/29
カテゴリー:技術情報
タグ:

津路です。
前回Qt – Androidアプリ開発環境、Qt Creator を、フリーライセンスでインストールしました。
現在のQt では、アカウント登録が必要となっており、前回の段階では一旦、商用お試し登録となってしまったので、戸惑いました。Qtとの連絡でこれを中止しました。

さて、先日、iOS版についてはどうするのかなと探ったところ、ビルドするには、XCodeが必要で、ビルドやデバッグ作業は、MacOS上で行う必要があるとのことです。

まず初めに、Androidをターゲットとするには、というオフィシャルインストラクションを踏みます。
1.必要なツール:Android SDK Tools, Android NDK, JDK v6以降
2.SDK Managerをアップデートします。
3.Windowsでは、usbドライバーのextra版をインストールします。実機でデバッグできていればOKです。
4.Qt Creatorを起動し、Tools > Options > Devices > Androidにて、Android SDKおよびAndroid NDKのパスを登録します。
android studioでのパス確認は、File > project structure > SDK locationで確認します。

Androidの場所設定

現時点で、Android Studioのメモリ使用量は1GBを超えていますが、Qt Creatorは37MBにすぎません。

続いて、Qt Creatorサンプルから、Factorial State Exampleを使ってみます。
こちらは、StateMachineのサンプルで、階乗を計算します。
早速すべてをビルドしてみると、問題コーナーに、main.mocファイルがないよというメッセージが出ます。
調べてみると、プロジェクトをクリーンしてから、qmakeを実行するのが得策のようなのですが、解決しません。
そこで、#include “main.moc”をコメントアウトしてみても同じ。
では、クリーンしてから、main.cppをビルドしてから、qmakeを実行します。すると、解決しました。

さて、Android Deviceをつないで、ctrl + Rで実行してみると、インストールはできますが、起動した途端に終了してしまいます。
13:19:56: Debugging has finished
原因が特定できないので、自分でアプリを作ってみることにします。と考えていると、サンプルにAndroidタグがついてないことに気づきました。

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