IchigoJamはじめました。(3)
こんばんは。國松です。
IchigoJamの基本の続きを見ていきたいと思います。
参考書籍
みんなのIchigoJam入門
IchigoJamの変数とメモリ
IchigoJamの変数は1文字でA~Zまでのアルファベットを使うことができますがそれらはメモリの#800~#8FFに割り当てられています。
変数は16ビットなので変数1つにつきメモリを2バイト使用します。メモリの番地の小さい方に変数の下位8ビットが、大きい方に上位8ビットが入ります。
IchigoJamのメモリマップ
キーボードからの入力
キーボードからの入力を受け付けるにはINPUTコマンドを使用します。
INPUT A と入力してEnterキーを押すと
画面には?と表示され入力待ち状態になります。
数字を入力してEnterキーを押すと変数Aに入力した数字が代入されます。
代入された数字はPRINTコマンドで確認する事が出来ます
IchigoJamのIF文
条件に応じて処理を分けるためにはIFコマンドとTHENコマンドを使用します。
IFの後に条件を書きます。条件を満たした場合にTHEN以降に書かれた処理が実行されます。
IF 条件 THEN 条件を満たした場合の処理
IchigoJamのFOR文
繰り返しの処理を行うにはFORコマンドとNEXTコマンドを使用します。
FORコマンドとNEXTコマンドの間に書かれた処理が繰り返し実行されます。FORコマンドの書式は以下の様に決められています。
FOR 変数=数1 TO 数2
繰り返しの間隔を指定
FOR 変数=数1 TO 数2 STEP 数3
IchigoJamの真(True)と偽(False)
真(True)は1,偽は(False)0
IchigoJamで乱数を発生させる
RNDコマンドを使用します。
RND(数)とすると0から指定した数より1小さい数までをランダムに返します。
10 ? RND(10)
として実行すると0から9までの乱数が表示されます。
IchigoJamのサブルーチン
何度も同じ処理を呼び出す場合はサブルーチンを使用すると便利です。また、サブルーチンを使用することでメモリの節約にもなります。IchigoJamはプログラムと使える容量が約1000文字と少ないのメモリ節約は大切です。
プログラムの残りのメモリを容量を確認するにはFREE()コマンドを使用します。
FREE()コマンドとPRINTコマンドを組み合わせます。
?FREE()
で空き容量が表示できます。
今まで同じ処理を繰り返す時はGOTOを使っていました。GOTOとサブルーチンの違いはGOTOは指定した行番号に処理を移すだけですがサブルーチンは呼び出し元に戻ってきます。
サブルーチンの呼び出しにはGOSUBコマンドを使います。
GOSUBの後に呼び出す処理がある行番号をしていします。サブルーチンから呼び出しもとに戻るにはRETURNコマンドを仕様します。
GOSUBとRETURNの省略形はそれぞれGSBとRTNです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | 10 INPUT A 20 GOSUB 500 30 A=90 40 GOSUB 500 50 A=RND(101) 60 GOSUB 500 70 END 500 ?A 510 IF A=0 THEN ? "0 ten..." 520 IF A=100 THEN ? "Greate":RETURN 530 ? "Good" 540 RETURN |
サブルーチンを使いこなせば以下のサイトにあるような事もできるようになります。
イチゴジャム レシピ 花火
今回は基本の説明だけで終わってしまいましたが次回はDCモーターを動かしていきたいと思います。