給与の社会保険料月額算定届とかの巻
毎月、社員の給与計算をしています。
国の言われるままに社会保険料と所得税と住民税を控除します。
総支給額が見る見る減っていき、その結果が手取り額となるわけです。
社会保険料の内訳は健康保険料と厚生年金保険料と雇用保険料です。
先日、夏季賞与を支給したブログを書きました。
賞与も社会保険料と所得税を控除した金額を振り込みます。
社員によったら総支給額から10万円近く控除した額になる人もいます。
いやもう、私の計算、間違えてへんよな?と何度か確認しました。
そんなに減るん?と、自分の賞与でもないのになんだか切なくなります。
これ、私が計算して控除しているからといって、別に会社のものになるわけやありません。
一旦預かり、その後、私は税務署や厚生労働省なんかに納めるわけです。
その面倒くさい作業にかかる私の手間賃は税務署や厚生労働省からは頂いておりません。
1月末日までに私は各社員が住民登録をしている市町村に、彼らの前年の源泉徴収票を郵送しました。
そして、各市町村から該当社員の今年度の住民税納付額が届きます。
給与計算するとき、その指示どおりに控除する住民税を記入します。
給与総支給額を見る見る減らす1つです。
仕方ないのです。
国民として社会生活を営む中で、真っ当に社会保険料や税金を納めるのは当然のことなのでしょう。
これが一人前とみなされる所以ではないでしょうか。
知らんけど。
この時期の名物といえば、社会保険料月額算定届です。
4月、5月、6月に支給された給与によって社会保険料が決まるというアレです。
4月、5月、6月の3カ月というのがなかなかキモです。
これによって9月から1年間の社会保険料の等級が決まるのです。
ということで、6月10日に給与を振り込んだ私は対象社員の3カ月の給与を記入しました。
今回、提出する社会保険料月額算定届によって、社会保険料の等級が上がればですね、給与から控除する額も増えます。
そうなると、手取りが減ります。
それが9月分からです。
4月、5月、6月に支給された金額によって、9月からの1年間の社会保険料が決まるのです。
4月、5月、6月と言っても、4月分、5月分、6月分の給与というわけではないのです。
支給月ベースで考えます。
弊社の場合、末日締めの翌月10日払いですので、3月分と4月分と5月分の給与が該当します。
弊社の社員のほとんどは昨年、入社しています。
昨年は給与からの住民税の控除はありませんでした。
それぞれ、個々に住民税を納めていたのでしょう。
この5月分からは給与から控除しています。
いわゆる、住民税の特別徴収ってやつです。
今までに比べて、住民税分、手取りが減りました。
何度も言いますが、これ、別に私が何か企んでいるわけではありません。
私はただただ国の指示に従って給与から控除して一旦、預かり金として処理するだけです。
それを国の指示通りに期限内に納めるのです。
5月分からは昨年までなかった住民税の特別徴収が始まり、9月分から社会保険料の等級がランクアップするとしましよう。
えっ?手取り、昨年より少なくなってへん?
という社員が出てくるかもしれません。
何度も言いますが、私は何も悪さをしていません。
これもあれも国の指示に従っているだけです。
私は毎月、給与計算をしながら、見る見る減る手取り額に愕然としています。
ちょっとでも増やせる手立てはないかと模索します。
弊社の勤怠表はタイムカード制ではなく自己申告です。
時間の計算は15分単位です。
14分とか52分とか、中途半端なのは全て繰り上げます。
15分にするし、60分にします。
会社によったら切り捨てる場合もあるでしょうが、弊社は繰り上げています。
まっ、私が勝手に繰り上げているんですけどね。
まっ、大した金額になりません。
ほんのぽっちりだけです。
私の気持ちです。
こういう点、甘いんですわ。
社員には。
よっぽどのことがない限り、社員にはブチ切れませんし。
午前中、中間消費税を納めてきました。
最近、私のお気に入りのあの納税及び振込専用ATMを使いました。
今日は200%ぐらいのスムーズさでした。
私はこのATM操作をめでたく習得したようです。
なのに、途中、銀行ホール担当のお姉さんが後ろに立ち「大丈夫ですか?」とチャチャ入れてきはりました。
軽くスルーしました。
そして、ご機嫌よく会社に戻るべく堺筋の歩道を歩いていました。
8時間働いて普通の生活や時給1500円を実現しましょうやらアナウンスしながら走る車とすれ違いました。
それから私は悩んでいます。
「普通の生活ってどんなん?」
普通の生活の定義がわかりません。
みんな、どんな変わった生活してはんのんやろ?