EPPLusでExcelのBookを作成してみる
クローバーフィールドの杉山です。
以前の記事「そろそろExcelの話しをしようか」で挙げたExcel無しで.NETのライブリを使用してExcelのBookを作成するシリーズ最終回です。
今回は、EPPlusを試してみます。
Visual Studioで新しいプロジェクトを作成し、パッケージマネージャコンソールを起動し、下記のコマンドを実行します。
Install-Package EPPlus -Version 4.5.3.1
令和元年5月16日現在の最新バージョン4.5.3.1がインストールされました。
これでコードを書く準備ができました。
A1形式とR1C1形式の切り替えが非常に簡単にできる点が素晴らしいです。
ちなみにOpenXMLとClosedXMLの切り替え方法については未確認です。
この辺りは今後の課題です。
実際にコードを書いてみましたが、全体的なコード量も少なくて良い感じです。
行、セルの存在確認をしなくても値を設定できます。
NPOIと異なりA1のセルが[1, 1]となり、実際のR1C1形式の位置と一致しているので解りやすいです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 | using System; using System.Collections.Generic; using System.Linq; using System.Text; using System.Threading.Tasks; using OfficeOpenXml; using System.IO; namespace ExcelEPPlus { class Program { static void Main(string[] args) { using (var p = new ExcelPackage()) { var ws = p.Workbook.Worksheets.Add("MySheet"); ws.Cells[1, 1].Value = "Hello, Excel!"; p.SaveAs(new FileInfo(@"c:\output\EPPlus.xlsx")); } } } } |
まずは、一通りExcelのBookを生成してみました。
続いて書式の設定方法をなどを確認してみたいと思います。