Raspberry Pi Desktopを試してみた。
高木です。おはようございます。
おそらく今回が私にとっては平成最後の投稿ということになるでしょう。
昭和から平成への御代代わりの際は、(大変不敬な話ですが)もうそろそろ危ないと国民の誰もが思っていて自粛ムードが漂う中、正月三が日だけは辛うじて持ちこたえた形でした。
なので今回のような祝賀ムードは一切無かったように記憶しています。
さて、今回の話題はRaspberry Pi Desktopです。
このRaspberry Pi Desktopというのはもう何年も前からあったようなのですが、私は全然知りませんでした。
Raspbianを入手したいときは、「raspbian」で検索してダイレクトにRaspbianのダウンロードページを開いていたので、そのひとつ上の階層を見る機会がまずなかったからだと思います。
今回、何となくRaspberry PiのWebサイトをパラパラめくって見ていて気付いたのがRaspberry Pi Desktopでした。
(for PC and Mac)とか書いているので、「これは一体何だろう?」という疑問がまず浮かびましたね。
調べてみたところ、文字通りPCやMacで動作するRaspbian相当のオペレーティング・システムのようです。
こういうのを見ると、とりあえず試してみたくなるというものです。
とりあえず手っ取り早く試すために、今回はVMware Workstation Playerを使いました。
インストールは簡単で、RaspbianはDebianがベースになっているのでDebian 9.xとして扱えばすぐにできました。
一番心配していたVMware Toolsのインストールも何ひとつ特別なことはなかったと記憶しています。
起動してみると、Raspbian特有のチープなデスクトップ画面が現れます。
見た目はRaspbianとまったく同じなので、このほうがむしろ便利というものです。
下手なエミュレータを使うより、これでプログラムを開発して、ある程度できあがってから実機で動作検証するほうが楽かもしれません。
最初、結構もっさりした動きをしていたものの、VMwareの設定を触ってメモリ2GB、プロセッサ数2にすればある程度快適に動くようになったと思います。
ただ、GPIOをはじめとしたペリフェラルはまったく使えませんし、wiringPi.hも見当たらない有様でした。
というわけで、Raspberry Piを純粋に小型Linuxボードとして扱う場合の開発環境としてならいいのですが、電子工作を伴う場合はやはり実機を使うしかなさそうです。
今後はRaspberry Pi Desktopについてもいろいろブログに書いていけたらと考えています。