こんなところにあったのね、適塾から経営を考える件
昔、仕事を始める前、まだ携帯電話が普及する前のこと。
いわゆるママ友から電話がかかってきます。
たまに留守にすると「なんでおらんの?」と文句を言われます。
いつ電話をかけてもウマヅメは家におるものらしいです。
子ども繋がりのママ友ほど信用ならんもんはないと思っているのですが、私のママ友は子どもがいる場所(幼稚園や学校)で知り合うけれど、子ども繋がりではありません。
◯◯ちゃんのママという呼び方ではなく、なぜか苗字呼び捨てです。
そんなママ友からの電話です。
時を経て電話がLINEになります。
先日、LINEが鳴りました。
何年も会っていないのに何かあるとコンタクトを取ってくるという彼女からです。
娘の結婚についての相談でした。
「こんなん話せるのはアンタやねん」と言われるのですが、私も相手を見て回答を変えるのでバッサリ切り捨てたりします。
昨日、某営業さんから電話がありました。
「馬詰さん、今日、いてる?」
「ごめん、おらん。今日は今から出かけるねん。珍しいやろ?(笑)」
「(笑)」
今もまたいつでも事務所にいてると思われています。
時は流れて相手が変わっても、いつでも私はそこにいてると思われるようです。
前座(前置き)だけで半分行きました。
こんなん、ライブやとブーイングです。
レッチリのオープニングアクトを務めたベビーメタル並みの価値を与えるのはなかなか難しいのです。
さて、めずらしく昨日は某所に出かけました。
そこでへぇへぇへぇーというネタを聞いてきました。
その会社様の経営に対する考え方です。
二本立てで考えていると言われます。
安定するための経営とブランディングするための経営。
この二本を軸に戦略を考えておいでです。
そんなん当たり前やと言われるかもしれません。
弊社の経営陣ははっきり言って素人経営です。
杉山はナレッジベース、高木はきじねこを経営しています。
ナレッジベースはよく知りませんがきじねこについては身内以外の社員はパートの私だけです。
社員を増やして会社を大きくする経営については杉山も高木もそして私も素人です。
昨夜は経営についての会議を行いました。
会社の資金繰りの状況から社員ひとりひとりの対応についても話をします。
長い目で見て会社の成長とともに社員も成長していけるように日夜思案しているわけです。
そんな私が最近、実感するのは経営は難しいです。
会社を経営するとは!なんてセミナーに行った方がいいのかもしれません。
行かへんけど。
はっきり言って会社なんてやろうと思えば誰でも起業できるわけです。
社長になりたければ誰でもなれるのです。
しかし、会社経営を継続させること、どう大きくしていくか、これが非常に難しい。
昨日、そんなことを再認識しながらビルを出ました。
どうも裏側に出たようです。
目の前にはビルとビルの間にある風情ある建物です。
適塾です。
適塾は緒方洪庵が開いた蘭学の私塾で大阪大学の前身と言われています。
昨年の大阪北部地震により休館中でしたので外の写真を撮ってきました。
そして、ひとつの結論を得ました。
何いうても最後は個々の力やなと。
非常に切ない結論です。
さぁ、ウマヅメ、このあとどうする?