「普通」でない人、求む!の巻
私は高木と違ってみんなと同じように、いやそれ以上にできるお子でした。
馬詰です。
5月生まれですから、小さい頃は同じ年代の近所の子よりできで当たり前です。
加えて、兄がいてる妹なので、何をしたら叱られるとかを見て育っています。
叱られるようなことはしません。
弊社のスタッフ全員(役員も社員も)の中で一般的にいって、「普通」と称されるのは私とあと1、2名ぐらいでしょうか。
その少数派は「普通」ですが、非常に天邪鬼です。
「普通」のことがちゃんとできるのにしたくない天邪鬼です。
自分の天邪鬼さをちゃんと認識しています。
それ以外の皆さんにおかれましては、「普通」のことができなかったり、「普通」がよくわからなかったりのようです。
ていうか、「普通」なんかどうでもいいのです。
そんなことより秀でた何かがあるようです。
つまるところ、弊社においては、一般的に言われる「普通」のことがマイノリティなのです。
「普通」でないのことがマジョリティなのです。
それがデフォルトなのです。
簡単にいうと、みんな、変わってますねん。
という中で、マネージメントする私はひとかたならぬ苦労をしております。
嘘です。
個々の個性がおもろすぎて楽しんでいます。
楽しみすぎて正直に「弊社の技術社員はー」と、話すものですから「そんな人ばかりやないでしょう?」と先日、聞かれてしまいました。
社員が50人や100人ならそんな人が10名ほどでも、そんな人ばかりでないと言えます。
しかしながら、残念なことに、弊社は私を含めて11名で構成されている会社です。
「そんな人ばかりです(笑)」
正直ものの私は嘘はつけません。
内心、
あかんのか?
オモロイでー
と、思いますがそんなことはおくびにも出しません。
大人ですから。
社会人として、
営業として、
そこそこ話を合わします。
嫌味のひとつやふたつやみっつ、何食わぬ顔でやり過ごします。
そんな術を身につけているのは、弊社では私ぐらいでしょう。
月初には現金支給の交通費を受け取りに、社員が帰社します。
今週はそんな週間でした。
今、私は彼ら面々を見て危惧しています。
仮に弊社にごくごく一般的ないわゆる「普通」の感覚の社員が入社するとしましょう。
その入社した人は非常に居心地が悪くなるのではないでしょうか?
弊社は逆の意味で「普通」の人の居心地が悪い会社なのではなかろうかと。
ごくごく「普通」の人のマネージメント、私にできるやろか?と。
馬詰、危機です(笑)
こうなったら、募集要項も「普通」でない人と明確に打ち出したほうがええんやないやろかと。
そんなとんでもないことまで頭によぎっている所存でございます。
「普通」っていったいなんなのでしょう。