Raspberry Pi 3 – anjuta使用感
津路です。
Anjutaを使い始めましたが、まだまだ初心者です。
実際にgtk+プロジェクトを作成して、デバッグしてみましたところ、変数のウォッチやアドレスなどは見えます。
ソースコードウィンドウの幅が固定ですが、特に問題はなさそうです。
srcディレクトリに、プロジェクト名.uiがありますが、クリックするとxmlファイルです。
uiファイル
Gladeプログラムを別途起動して編集して、実際に動かしてみました。
試しに、カラー選択ボタン、テキストビュー、ファイル選択ボタン、チェックボタン、フォント選択ボタン、ラベル、スピンボタン、スウィッチなどグリッドの上に置きました。
様々画面に配置
カラー選択ダイアログ
さて、ファイルタブの中を見てみると、srcフォルダの中に、c, h, uiのほかに、Makefile.am, Makefile.inがあります。
Makefile.amは、ソースのパスと名前、uiのパスと名前、ビルド結果の名前、CPPFLAG, CFLAG, LDFLAG等の設定が書かれていて、これを元にMakefile.inがautotoolsによって作成されます。
そのうち、LDADDには、追加のライブラリを指定します。今回の場合、
gtk1_LDADD=$(GTK1_LIBS)となっています。実際に外部ライブラリを追加するには、プロジェクトメニューから、ライブラリの追加を選択します。
Makefile.inの中身は、かなり凝っていて、単純なプログラムでも730行となります。
ビルドメニューには、インストールや、プロジェクトのインストール、モジュールのチェック、プロジェクトのチェックなどがあります。
プロジェクトのチェックを実行すると、poディレクトリのエラーが出力されました。
poディレクトリには、国際化に関する設定などを格納するようです。potfiles.inにuiファイルが書かれてませんので、追加してみたらというレベルだそうです。
国際化に関しては、メニューにないので、探ると、編集メニューから設定を選び、インストール済みのプラグインタブにて、ツールにチェックします。すると、ツールメニューが現れます。
デバッグ実行中は、左にレジスタ、下部にgdbメッセージタブ、ローカル変数タブ、スタックタブ、
右にソースタブとメモリタブがあります。他にも表示できるようです。
気になるのは、デバッグを開始したとたんに、「デバッグ用の端末を起動できません」というポップアップが出ますが、プログラムが何か勘違いしているのかもしれません。特に問題には感じません。
anjuta –versionの結果は、3.18.2です。
Gladeにて追加したwidgetに関するハンドラを次回は追加したいところです。gtk+の知識が必要。。