ユーザーはどのように買い物をするか(商品の確認):猫でもできるオンラインショップ15
オンラインショップで購入するにあたり、商品やサービスを確認する方法はいくつかあります。実際に商品を見てみる、実際に使用している人の声を聴く、新聞や雑誌、テレビなどのレビューをみる、オンラインのレビューをみる、などです。はたして、どの方法でどの程度まで確認すべきなのでしょうか。
オンラインで買い物しようとしているものの、「問題の発生/興味や関心の発生」のステップで紹介したように、商品が必要だと思う場面やきっかけは様々です。印象に残りやすく、購入行動に一番近いのは、実際に商品やサービスに触れるケースです。これは発生のときも、発見のときも、そして確認のときもそうであるといえるでしょう。特に確認のステップでは、細部までチェックし、実際にお金を払う価値があるかどうかを慎重に判断しようとしていますので、手に取ることができるかどうかは買うかどうかに大きな影響を与えます。各メーカーが運営する「ショールーム」の存在意義はこのあたりにあるようです。また、実店舗の小売店で取り扱いがあることも重要です。
身近に同じ商品やサービスを利用したことのある人がいれば、使用感をくわしくきくことができます。おそらく、新たに買いたい人とすでに使ったことがある人は、年齢や性別、職場など、生活環境になんらかの共通点があるはずなので、それを意識しながら情報を引き出しましょう。自分の用途を伝えながら聞くとなお良いです。
新聞や雑誌、テレビなどのマスメディアに掲載されているレビューはどうでしょうか。これらのレビューはその道のプロが書き、別の編集者のチェックを経ているため、素人レビューにありがちな偏りや勘違いは少ないように思います。逆に、意図的に商品を褒めようと、あるいは貶そうとしていることもあるようですので、複数の媒体で確認すべきです。
オンラインのレビューは、マスメディアのレビューとメリット/デメリットが対称になっています。ただ、手軽にいろいろな人のレビューを見ることができるのはオンラインならではです。あまりにも情報がありすぎて、どれが正解なのかわからなくなるというデメリットもありますが、身近で使ったことがる人の体験談を聞くときと同様、自分に生活環境や感覚が近い人をみつけることができれば、買う/買わないの判断に役立つはずです。最近はオンライン上でもプロとして認められている達人レビュワーもたくさんいるようですので、彼らのレビューを中心にするのも悪くないかもしれません。