『PHPによるC言語前処理入門』執筆中!
高木です。おはようございます。
すでにSNSでは表紙の画像を公開してしまったので、この機会にちゃんと宣伝しておくことにします。
現在、書籍を執筆していますが、そのタイトルは『PHPによるC言語前処理入門:PHPはWebだけではなかった!』です。
まあ、はっきりいって、かなりマニアックな内容です。
とてもこの企画を出版社に持ち込むことなんかできませんでした。
クローバーフィールドから、KindleとPODで出版するのが妥当というものです。
自分たちの責任で出版するので、好きなように書くことができます。
これはすごい魅力的なことでもあります。
商業出版の場合、どうしても一定の部数が販売できることを見込めなければなりません。
技術書を数千冊売るというのは結構ハードルが高いのです。
ましてや、(本当の意味での)入門書でもなく、こんなマニアックな書籍であればなおさらです。
本当の意味での「入門書」ではないという話が出たところで、執筆中の書籍の内容についても紹介しておくことにします。
「PHPによるC言語前処理入門」というタイトルを見て、どう思われたでしょうか?
これはPHPの本なのか? C言語の本なのか? プログラミングの入門書なのか?
そんな印象を受けた人もいるかもしれませんね。
しかし、よくタイトルを見ればわかりますが、これは「前処理」の入門書です。
「PHPによる」も「C言語」も修飾語にすぎません。
Webアプリケーションを始めたくて、PHPの入門書だと勘違いして買ってしまうことを避けるために、サブタイトル「PHPはWebだけではなかった!」を付けています。
この書籍はWebアプリケーションのことなんか、まったくといっていいぐらい触れていません。
そういう書籍ではないのです。
Webではないにせよ、PHPの入門書かというとそれも違います。
確かにPHPというプログラミング言語の解説にはかなりのページ数を割いています。
読者がPHPの経験者であることを想定していませんので、これは当然のことです。
その意味で、PHPを学ぶこともある程度はできるのですが、本格的にPHPをやりたいならそっちの入門書も読んだほうがいいでしょうね。
PHPのクラスの説明は完全に割愛していますので。
では、C言語の入門書かというとまったく違います。
それどころか、読者がC言語を知っていることを前提にしています。
C言語を完全に理解している必要まではありませんが、少なくとも#line指令や_Genericを知っていることぐらいは期待しています。
通常の算術型変換(usual arithmetic conversions)という用語が何の説明もなく出てきても理解できる程度の知識は必要です。
具体的なことをいうと、_Genericを使って実引数で呼び出す関数を振り分けるマクロを、PHPで自動生成する方法などを解説しています。
そういう内容なんです。
現在のペースでいけば、9月中か10月の前半には脱稿できるのではないかと思います。
編集も自分でやらないといけませんので、11月中かけて編集作業と校正作業を行い、年末には実際の出版に向けた手続きに入る予定です。
決して楽な日程ではありませんが、極力年内に発売できるようにがんばります。
私の知人、友人の何人かは「読んでみたい」といってくれています。
けれども、普通の人が読んでもさっぱり意味がわかりませんので、やめておくように伝えています。
こんな書籍ですが、興味のある方は是非アマゾンで購入してやってください。
ちなみに、リアルな書店には並びません。