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オンラインショップをするべきではないお店:猫でもできるオンラインショップ3

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:YOSHIDA Takayuki
公開日:2018/08/05
最終更新日:2018/08/05
カテゴリー:技術情報

お店を運営しているのであれば、必ずオンラインショップもやらなければいけないかというと、そんなことはありません。タイトルのように「するべきではない」とまではいかないまでも、オンラインショップが向いているお店と、向いていないお店とがあります。

大きく分けて、お店の「商材」と「体制」、そして「割に合うか」がオンラインショップをするべきかどうかを判断するポイントになります。

まずは商材についてみてみましょう。まず、提供する「サービス」や「体験」がメインのお店はオンラインショップでの展開が難しいはずです。たとえば、治療院やマッサージ店、修理店などがそれにあたります。また、ミシュランで星をもらうような飲食店のように、食事の提供だけでなく店からのおもてなしが料金に含まれているような場合も同様です。

いずれも、工夫すればオンライン上でお客様を募ったり、サービスを提供することは可能です。治療院やマッサージ店は訪問対応できますし、修理店も修理対象の大きさによりますが、お店まで送ってもらうことで修理対応できる場合もあるでしょう。飲食店も、ケータリングサービスという方法もあります。ただし、余計な費用がかかることで料金が高くなったり、環境が変わることで本来のクオリティを発揮できなかったりすることもあり、慎重な判断が必要です。

次は体制についてです。運用体制についての確認や調整がきちんとできていないにもかかわらず、オンラインショップをスタートしてしまい、失敗してしまったお店は枚挙に暇がありません。オンラインショップに失敗するだけならばよいのですが、うまくいっていた実店舗の運営にまで影響が及んでしまうことも少なくないので、ここでも慎重な判断が必要と言えるでしょう。

体制について重要なポイントは「オンラインショップの専任担当者」を一人充てられるかどうかです。オンラインショップが成功するかどうか、あるいは短期間で軌道に乗せられるかどうかは専任担当者の存在が重要です。専任担当者がイチからノウハウを積み上げていくのはなかなか難しいと思いますので、最初はオンラインショップの経験がある人に手伝ってもらうと良いでしょう。

専任担当者をつけたり、専用の商品を開発したり、細かいところでは送料の一部を負担したりなど、オンラインショップの開始と運営には何かと費用がかかります。それでもやる価値があるかどうかを判断するのは、経営者の腕の見せ所です。

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