オンラインショップとは:猫でもできるオンラインショップ1
昨今、買い物のほとんどがインターネット経由である、という人も多いでしょう。筆者も毎月かなりの金額をオンラインショップで使っており、その金額はリアルな店舗で使用する額をはるかに上回っています。Amazonや楽天市場のような大手モールは、すでに生活インフラの一つになっているといっても過言ではないでしょう。
多くのお店がオンラインショップを持っていますが、「オンラインショップがうまくいっている」と自負できるお店はどれくらいあるのでしょうか。また、そもそもオンラインショップを運営しなければいけない、するべきお店はどれくらいあるのでしょうか。オンラインショップの運営に10年以上携わってきた経験の中から、オンラインショップがうまくいくための方法や、都度の判断に必要な情報をまとめていこうとおもいます。
そもそも、オンラインショップとはどういうものなのでしょうか。オンラインショップは、ECサイト、ウェブショップ、インターネットショップ、オンラインストア、ウェブストア、電子商店、電子ストア などと言い換えることができます。いずれも、「インターネットを介して商品(またはサービス)の売買を行うウェブサイト」のことを指します。現在では、スマホアプリを使って完結しているサービスも多くみられますので、「ウェブサイト」という文言は不要かもしれません。
オンラインショップといえば、当初はすでにリアルで商売をしているお店が、販路を増やすべくオンライン上に別店舗を構えることを指していたイメージがありました。しかし、参入のハードルの低さが多くの人に知れるようになると、実際に店舗がなくても、オンラインショップを開くケースも増えてきました。
オンラインショップが一般的になっていく過程では、いろいろな問題が起こりましたが、そのほとんどはお店側の知識不足や認識の甘さによるものだったように思います。今では環境がかなり整備され、本当の意味で誰でもオンラインショップを開始することができるようになりました。しかし、知識不足や認識の甘さが原因のトラブルは同じくらいの割合で起こっているように思います。
商品の在庫が実際の店舗の在庫と同期できていなかったり、問い合わせを長い間放置したり、商品写真や商品情報を十分に提供しなかったりなど、運営体制やシステム以前に、商売人としての心構えが十分でないお店もたくさんあります。誰でもオンラインショップを作れるようになった今だからこそ、常識的できちんとした対応ができるかどうかが問われます。