有給休暇に理由は必要か?
高木です。おはようございます。
最近はワークライフバランスということがよくいわれます。
それ自体にどうこういうつもりはありません。
あくまでも「バランス」なので、仕事と私生活のどちらかに偏重することがなければそれでよいと思います。
私生活を充実させるには、年次有給休暇の利用は重要な要素になってくるはずです。
労働基準法では年次有給休暇の取得は労働者の権利として保障されているわけですが、実質的に取得できない会社も多いようですね。
年次有給休暇を取得しにくい会社の場合、休暇申請の理由や申請のタイミングで苦労するようです。
しかし、ここで疑問が浮上します。
「年次有給休暇の取得に理由が必要なのか?」ということです。
結論からいえば、年次有給休暇の取得自体に理由は必要ありません。
彼女(彼氏)と旅行に行きたいから休みを取りたいとき、いちいち会社に理由を告げる必要などありません。
好きに休めばいいのです。
ただし、休暇を取る以上は、業務に支障が出ないように事前に段取りしておくことは不可欠です。
また、会議や出張の予定がある日にわざわざ休暇を取るのも論外です。
そういうことでなければ、年次有給休暇の権利は自由に行使すべきなのです。
ただし事前申請が必要です。
年次有給休暇の取得自体に理由は不要ですが、十分な余裕を持たずに直前に年次有給休暇を取得しようというのであれば、事前に申請しなかったことに対して理由が必要になります。
ルール的なことをいえば、それでも理由を告げる必要はないのです。
ただし、とくに理由を告げることなく直前に年次有給休暇の申請を行うのであれば、会社側にも時季変更権を行使する権利があります。
体調不良や急用で休まなければならないとき、時季変更権を行使されては意味がないですよね。
だからこそ、直前になって年次有給休暇を申請する理由を告げる必要があるのです。
さすがに、39℃の高熱が出ているのに時季変更権を行使するなどという馬鹿なことはしません。
会社と従業員の間に十分な信頼関係があれば、くだらない問題が起きることはまずないと思います。
しかし、そうでなければ、お互いが正論をぶつけ合ってロクな結果になりません。
無茶な要求さえしなければ、クローバーフィールドは決して年次有給休暇が取得しにくい会社ではないと思いますよ。
ちなみに、クローバーフィールドでは、入社後3ヵ月経過後から10日間の年次有給休暇が付与されます。
また、年次有給休暇は1時間単位で取得することができます。
そんなに給料を上げることはできないですが、代わりに休暇等については可能な限り待遇をよくするようにしています。