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学歴不問は低学歴歓迎の意味ではない。

著者:高木信尚
公開日:2018/07/15
最終更新日:2018/07/15
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。こんにちは。

数年前から一貫して、クローバーフィールドの採用は学歴不問になっています。
学歴を問わないわけですから、最終学歴が中学校でも構わないことになります。

しかし、現実にはそのように何でもOKというわけではありません。
今回は、その辺りについて詳しく書いてみたいと思います。

たとえば、中学校を卒業したのであれば、中学校のカリキュラムで学ぶことを完全に身に付けていることを期待しています。
一度は理解したけれど、時間とともに忘れてしまった程度であれば、すぐに思い出すこともできるでしょう。
しかし、目の前の試験を乗り切るためだけの試験勉強しかしてこなかったのであれば、「一度は理解した」状態になっていないと思います。

中学時代、病気などが理由で長期入院を余儀なくされた人もいるでしょう。
あるいは、いじめなどが原因で不登校に陥った人もいるかもしれません。
発達障害を持つ場合には、支援学級などで授業を受けたため、授業の進捗が著しく遅れたかもしれません。

それはそれで仕方がないことです。
私は済んだことをどうこういいませんし、ましてやそれを責めるようなこともしません。
しかし、居直ってそのまま放置しているとなれば、これは大問題です。

さまざまな理由があって、本来身に付けるべき学力が身に付けられなかったのであれば、その後、血のにじむような努力をしてでも遅れを取り戻すべきです。
不遇な過去があっても、それを克服するために努力を重ね、一定以上の結果を出した人を低く評価するはずがありません。

一方で、ほとんど無条件で入学できるような高校や大学に進学し、小中学校の復習に終始するような学歴に価値は見出しません。
それよりは、努力の末に高卒認定に合格した人や、アルバイトをしながら定時制高校を卒業した人の方が価値があります。

学歴不問というのはそういうことであり、何の努力もせず、行かない方がマシなようなド底辺校の学歴を積み上げた人物は評価しないという意味です。
いつもよくいうような、数学が苦手だから文系に進み、営業が嫌だからSEを目指すような人物は、軽蔑こそすれ高く評価することなどあり得ないのです。

仕事ができるだけの実力が備わっていれば学歴などどうでもよいことであり、逆に形式だけ高等教育を受けたことになっていても実力が身に付いていなければ何の価値もないのです。

もし、クローバーフィールドに応募しようと考えている方がおられて、学歴が低く実力も備わっていないことで悩んでいるのであれば、今からでも間に合います。
実力を補うための努力を今からでも始め、ある程度の実績を出した上で応募するとよいでしょう。
仮に道半ばであったとしても、努力して結果を出せる人物であることを立証できれば、それで十分です。
間違っても、過去問丸暗記で検定試験に合格して満足するようなことだけはやめてください。

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