「基本」と「標準」はどちらが強いか
クローバーフィールドの杉山です。
とあるサイトを閲覧しておりますと、「名代 富士そば」の会長の記事がありました。
関東では有名な立ち食いそばのチェーン店であり、何度かB級グルメ的なサイトでも見かけていたので、行ったことはなのですが知っております。
ふと「名代」ってなんなんやろと思いました。
「なだい」「みょうだい」なんと呼ぶのでしょうか。
どれでも読めそうです。
さらに「名代」は、「元祖」とか「本家」みたいなもんかと気になったのです
ちなみに元祖と本家の意味を調べてみると、結局自分が最初に発明したとか、この流儀の本流だと主張している訳ですね。
早速、辞書サイトで検索してみます。
【な しろ 】
大化前代、大和朝廷に服属した地方首長の領有民の一部を割いて、朝廷の経済的基盤として設定した部べ。
天皇・后妃・皇子などの王名や宮号をにない、その生活の資養にあてられた。
子代こしろとの区別は明らかではないが、子代は后妃の皇子・王子の資養にあてられた部民と考えられている。
御名代。【な だい】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
(1)評判が高いこと。名高いこと。また、そのさま。
(2)名目。名義。
(3)江戸時代、歌舞伎・操り芝居などの興行師で、奉行所から許可を得て登録された者。【みょう だい】
ある人の代わりをつとめること。また、その人。[出典]Weblio辞書
・・・色んな読みがあって、しかもそれぞれ意味が違う。
この場合、「なだい」が適当な感じがします。
まあ、自ら評判が良いと書くのはどうなんやろと思いますが、会長のインタビュー記事を読みますと、沢山の失敗をしながらもしっかり努力されたことがわかります。
また、従業員をとても大事にしており、欲張り過ぎない謙虚で誠実な経営が今の成功につながっているのでしょう。
名ばかり誠実、信頼をアピールして人を騙すような企業もあるなか、学ぶことの多い記事でした。
はい。
で、やっとここから本編です。
私が担当しておりますシステムで使用しているプリンタの機種更改がありました。
私が機械の更改のスケジュールなどのを決めるのであれば、必ずテスト期間や移行期間として一ヶ月位用意するのですが、今回は他社さんが受注した案件でした。
メーカーさんの会社で印字位置や印刷イメージの確認は事前に出来たのですが、実機はいきなり交換です。
翌週から業務で帳票の大量印刷を控えた状態で、担当する複数のシステムでプリンタの設定です。
既存の論理プリンタのドライバを変更し、用紙の排出先を「大容量トレイ(フィニッシャートレイ)」に変更します。
よせばいいのに論理プリンタを山盛り作成している趣味の悪いシステムもあります。
格闘すること2時間で全てのシステムの設定を終えることが出来ました。
翌日、テスト的にアプリケーションから印刷してみると標準の排出トレイに出力されます。
プリンタに設定した内容が効いていません。
プリンタのテスト印刷では目的の排出トレイに出たのになぜ?
SVFで作成したPDFをEMF形式で印刷している帳票で問題が発生しているようです。
ちなみに、SVFでメーカーが公開している印刷方式を使用すると目的の排出トレイに出力されます。
プリンタの設定を確認してみますが、設定内容は正しそうに見えます。
あれやこれやと調べていると「デバイスとプリンター」-「プリンター」でプリンタのプロパティを調べていると「全般」タブにある「基本設定」と「詳細設定」の「標準の設定」で同じ設定項目があります。
基本と標準ってどっちが優先されるねん。
「基本設定」と「標準設定」について調べてみました。
ちなみに参考にしたのは下記のbrotherさんの「よくある質問」でした。
確認してみるとプリンタを接続したサーバ側の設定を有効にしようとすると「標準の設定」の設定内容が効いているようです。
そして、「基本の設定」は、設定を変更したユーザのみに反映される設定項目のようです。
喜び勇んでプリンタの設定を確認すると、「標準の設定」の用紙の排出先は正しく「大容量トレイ(フィニッシャートレイ)」が選択されています。
疑いつつも、用紙の排出先を一度別の値に設定して保存し、再度「大容量トレイ(フィニッシャートレイ)」に変更して保存しました。
そして帳票を作成してみると、あら不思議。
目的の「大容量トレイ(フィニッシャートレイ)」に排紙されました。
見た目は設定されていようでしたが、前のプリンタの設定が残っていたのでしょうか。
謎のまま、帳票は出力されていくのでした。
ホンマのところ「基本」と「標準」のどっちが強いねん。