2018年のエイプリルフールで最も印象的だった出来事
大林です。
今年も各社様々な趣向を凝らしていて、やっぱりエイプリルフールは最高ですね!
ただ、そんな楽しいエイプリルフールにも問題は起きるわけで……
ちょうど昨日もブログでエイプリルフールと世論についての話を書いていたのですが、本日のエイプリルフールの催しにてまさにそれを表すかのような問題が起きていたようで、残念な気持ちになったのでそれについて書かせていただきます。
事の発端は「弱虫ペダル」というアニメにもなった日本の漫画作品があり、こちらのエイプリルフールネタで「旭日旗(江戸時代から使用されている日本の国旗)」が使用された事により、韓国の「弱虫ペダル」ファン?が多数抗議の声を上げた事によってエイプリルフールネタが削除という憂き目にあったとの事です。
こちらの「旭日旗」については、去年にもアジアサッカー連盟が差別的だと抗議し、罰金を課した事が騒がれているものの、その際菅義偉官房長官の記者会見にて「差別的ではない」との発言もあり、実際に抗議が出る前から現在に至るまでアレンジが加えられたものが「大漁旗」「自衛隊のシンボル」「朝日新聞の社旗」といった、公の場で広く使用されています。
言うなれば、自国の作品で自国の代表が問題ないと言っているものに対して、他国の民間人が抗議の声を上げたことにより、削除するという形の自粛をしてしまったわけですね。
恐らくこの自粛は韓国で商売をするために気を遣ってやった事なのでしょうが、逆にそれに対して、日本のファンが怒ってファンをやめると宣言し、公式グッズをゴミとして捨てて抗議を表している書き込みも見受けられ、あちらを立てたせいで今度は自国のファンを失うという結果に……
この手の文化の違い等による問題、まさにあちらを立てればこちらが立たずという訳で、選ばれなかった方は不快になり、今後の売り上げにもこういった内容は多かれ少なかれ影響が出るため、結局その場で企業としてもしくは担当者として選択を迫られる事態は今後もあちこちで出てくると思います。
問題が起きた時、好かれるのは大変ですが、嫌われるのは一瞬で、そして一度嫌った人は恐らくほとんど戻ってきません。
それを踏まえた上で、自分達としてはどういったスタンスあるべきなのか?何を一番大切にするのか?といった事をしっかり定めておかないと、同じような問題が起こった際ふとした表紙に逆の選択をしてしまい、繰り返していくうちに気づけばファンが誰もいなくなったという事にもなりかねません。
昨日のブログでも書いたとおり、世間的にどんな事があろうと(どんな事を言われようと)、堂々とポリシーを持って自分のやりたい事を貫いてくれる会社さんを私は応援したいし、実際その方がファンとも長く続く関係になると思いますし、そうあって欲しいものです。
(まあ、だからといっておま国等は個人的に許せませんが)