Google検索の仕組み:猫でもできる検索エンジン最適化02
Google検索はGooglebotと呼ばれるクローラーが各サイトをクロール(巡回)して情報を集めています。集めた情報はGoogleによって解析され、データベースに保存されてインデックス(索引)を作成します。この仕組みを理解しておくと、自サイトをGoogleに見つけてもらう方法がわかります。
まずはサイトがきちんと表示されることを確認しましょう。共用サーバーなどでは、同居する他のサイトの影響で表示が遅くなったり表示されなくなることもあるでしょう。自分のサイトがいつでもどこからでもきちんと表示されていることを確認します。
次に、Googleのクロールをサポートします。これはとてつもなく広いインターネットの海の中で自サイトを見つけてもらう、という目的と、自サイト内の各コンテンツをもれなく認識してもらう、という目的があります。Googelbotは何もしなくてもサイトを見つけてくれますが、サーチコンソールを使うとそれを能動的に行うことができるのです。自サイトのアピールは「Fetch as Google(Googleとして取得)」という機能を、自サイト内のクロール促進は「サイトマップ」という機能を使って行います。
また、サーチコンソールに登録後は、Googlebotからみて良くない所を指摘してくれる機能もあります。その指摘はユーザビリティの問題から、より検索されるための改善まで多岐にわたります。エラーとして表示されることもあり、初めて見た時は不安になってしまいますが、すでに多くのWebマスターが何をどう対応すればいいのかをブログなどにまとめてくれています。これらを参考にしながら、ひとつずつ解決していきましょう。
WebサイトはGoogleに認識されない限り、世の中に存在しないのも同じである、と言われることもあります。インターネットコンテンツの検索がGoogleの独占状態になってしまうことに対する得も言われぬ恐ろしさはありますが、現実問題それを嫌ってもいられません。Googleはその検索アルゴリズムを明確にはオープンにしておらず、その検索の仕組みの全容を知ることはできません。過去に一世を風靡した検索エンジン対策も、逆にGoogle側に対策され始めており、手法によっては良くない方法になっている場合もあります。結局のところ、利用者にとって有益な独自のコンテンツをわかりやすく掲載する、というのがベストであることはわかっているのですが、せっかくGoogle側が用意してくれている仕組みやデータを利用しない手はありません。