あの労基で爆笑を起こした件(後編)
本邦初、前編・後編、投稿です。
昨日、「次の投稿は労基ネタです」と高木に話しました。
「それ、1回で終われへんやろ?」と鋭い指摘です。
お見通しです(笑)
はい、労基大好き馬詰です。
では、早速、後編スタートです。
そして、私の目の前に現れたのはマスクをしたお兄ちゃんです。
風邪なのか花粉症なのかマスクをしてはります。
たぶん、20代後半です。
それだけはわかります。
微妙になまっています。
それがやけに可愛らしさを感じさせます。
カウンター向こうでは相談担当のおっちゃんから監督官のお兄ちゃんに交代です。
監督官のお兄ちゃん相手に、またイチから説明です。
この日、2回めの説明です。
ヒートアップします。
すでに労基滞在時間、1時間を超えました。
カウンターの並びにいてはった方々はみなさん、お暇されたようです。
私だけです。
私の独壇場です(笑)
合間、合間に
「どない思う?こんなん、ないやろ?!」と監督官に同意を求めます。
「それはちょっとないですね」
「やろー」
すっかり、監督官とお友だちになります。
いろいろ話をして今後のことは持ち帰ることになりました。
次の約束をして帰ります。
このあと、私は何度か労基に足を運ぶことになります。
相談担当のおっちゃんを飛ばして、監督官直々にお目にかかれます。
私が労基のドアを開けると、あの相談担当のおっちゃんが私に気づき、目でカウンターを見はります。
カウンターに座って待っとけ!という合図です。
私はそこに座って監督官のお出ましを待ちます。
すっかり顔パスになりました。
労基で顔パス、恐ろしすぎます(笑)
出会ったときにはマスクをしていた監督官のお兄ちゃんでしたが、途中でマスクを外しました。
マスクを外したお兄ちゃんが現れます。
あらっ、そこそこの男前ですやん!
まっ、
そこそこです。
そこそこ男前の監督官のお兄ちゃん、事あるごとに虎の巻(労基法なのかなんなのか知りませんが)のページを繰ります。
「馬詰さん、ここにこう書いているんですが・・」
と私の目の前にそのラインを引いた箇所を示します。
監督官の新人さんです。
アンダーラインの箇所を指差しながら、私にあれこれ説明するわけです。
新人さんだからか、私の誘導に同意したりするわけです。
ほんまは、そんなことをしたらあかんのんです。
そやのにうなづきはるんですわ。
ここがまだまだ若輩者ですね。
「私もね、こんなしょうもないことでこんなとこ、あっ、労基のこと、こんなとこ言うてもうた、ごめんやで、労基に来たくないんよ」
といいます。
「わかりますよぉ、馬詰さん」
と気持ちを察していただきます。
窓口に来た市民には、無碍な態度を取ってはいけないという教えなのでしょう。
話しているネタはまぁ、なんなんですか?!という内容でありながら、監督官のお兄ちゃんと私は盛り上がります。
ときに爆笑します。
監督官のお兄ちゃんの背後で事務作業をしているおばちゃんにチラ見されます。
お局さんかもしれません。
あとで叱られているかもしれません(笑)
あの労基で笑いです。
いや、爆笑です。
笑う門には福来るです。
そんなこんなで、何度か足を運んだ労基。
すっかり仲良しになった監督官のお兄ちゃんとお別れするときがきました。
出会いがあれば別れがございます。
仕方ありません。
そのときの事案は私的には、なんでなん?!という、お怒りモードの結果になりました。
そこで、最後に、私は尋ねます。
「わかった。それは仕方ない。もうええわ。最後にひとつだけ聞くわ。監督官という立場はちょっと横に置いとこ。いち個人としてこの結果どう思う?」
監督官のお兄ちゃんは言います。
「馬詰さんには本当のことは言いません」
本当のことってなんやねん?
「いや、あんたの目がすべてを語ってる、ほな」
と、お別れしました。
労基、なかなか楽しいところです。
ご精読、ありがとうございました。
後日談、その半年ほどあと、別件で労基がらみで知りたいことが発生しました。
労基に電話します。
せっかく、お名刺も頂戴しお友だちになったので、あの監督官を指名させていただきました。
残念な事態です。
春の異動でよその労基に籍を移したようです(泣)