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iOS/Androidアプリ開発環境

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:津路高広
公開日:2018/02/07
最終更新日:2018/02/07
カテゴリー:技術情報
タグ:

はじめまして、スタッフの津路と申します。よろしくお願いします。

現在、当社では一つの設計内容で、iOS/Android双方のアプリを開発しております。

その前に、従来のアプリ開発環境ではかなわなかった統一環境を目指し、一人の技術者がさまざまな環境をターゲットにしたアプリを容易に開発できるような環境がないか、調査を実施しました。

私自身、Androidアプリを中心に開発しておりましたため、iOSではCandy Crashなどのゲームをどのように開発されているのかなと想像していたところです。一人で作るとなると、ツールと言語に慣れていないと時間がかかってしまいます。移植に労力がかかるわけです。

まずは、IDEと言語の列挙から始めました。

AndroidiOSAndroid/iOS/Windows PhoneAndroid/iOS
EclipseXCodeVisual Studio with Xamarin StudioHybrid
JavaObjective-C, SwiftC#HTML+CSS+JavaScript

 

それぞれについて、以降詳細に記述していきます。

  1. Eclipse
    • ADT(主となるツール)がGoogleによって、サポート切れとなっているため、2015年末以降のバージョンに対応できません。
    • エミュレータ以外は使い勝手が良かったので、残念です。Android以外のJava,PHP等での開発には今後も役立っていくでしょう。
  2. Android Studio
    • 長所
      • Intel HAXMによりエミュレータ動作が早い、3.0で更にアップ
      • 言語はJava, Kontlin
      • Gradleにてビルド(背後で動く、スクリプトを編集できるが、基本的にユーザは設定を変えるだけ)
      • プロファイリング・ツールがあり、アプリの統計を取れる
      • Proguardでソース難読化可能
      • デフォルトのレポジトリ:Google Repository
    • 短所
      • ディスクとメモリを消費し、メモリ4GB環境では重すぎます。
        ディスク使用量:Studio, NDK環境を含め、インストール初期でも11GB
        システムイメージ2GB以上
        メモリ:1GB程度
        CPU: 起動時53%
        起動時間:2分
      • Android Studioのプロジェクトはモジュールで構成されているため、Eclipseのワークスペースとは、概念が違います。
      • Gradleにビルドを任せているため、プロジェクト設定によく似た項目があり、ややこしい
      • Power Save ModeをONにすると、コンパイルエラーがエディタで見えない。これは困ります。
  3. Hybrid
    例:PhoneGap, Cordova, Ionic Framework, Appcelarator, Titanius Mobileなど

    • 長所
      • HTML5+CSS+Javascriptであらゆるプラットフォーム対応のアプリを開発可能
      • 開発スピードが早い、プラットフォーム間でコード100%共有できるらしい
    • 短所
      • どの機能を使えるかあらかじめ調査する必要がある、つまり使えない機能があるとあとでつまづく
      • パフォーマンスの点で劣る

以上、Hybrid型まで述べてきましたが、残りについては、次回とさせていただきます。

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