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よくも悪くもワンマンではない我が社

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2017/12/23
最終更新日:2018/06/21
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。こんばんは。

今回はちょっと真面目にクローバーフィールドという会社について書いてみたいと思います。

以前、馬詰がクローバーフィールドをひと言でいえば「自由」だということを書いていました
確かにそれはそうなんですが、もう少しいろいろな角度から自己分析を行ってみることにしましょう。

まず、クローバーフィールドと同程度の規模の会社の場合、同族企業が圧倒的多数ではないかと思います。
同族企業というのは、経営者や幹部の多くが親族で占めているということではありません。
簡単にいえば、出資金の大部分を親族が出しているのが同族企業です。

その意味では、クローバーフィールドの出資者は24名+1社で、その中に親族と呼べる関係の者は誰一人としていません。
唯一近しい関係なのは、私と株式会社きじねこ、そしてきじねこの従業員でもある馬詰だけです。
それでも、この3者をあわせても出資比率は1割にも満たないのです。

最大の出資者は代表の杉山ですが、それでも2割に満たない状況で、これでは株主総会での拒否権すら得られません。
ほかは、ほぼほぼ横並びの状況です。
まったくもって同族会社の要件を満たせそうにはありません。

以前も何かの折に書いた記憶がありますが、同族会社がダメということではないのです。
杉山が自分でやっている株式会社ナレッジベースも、私がやっている株式会社きじねこも、いずれも同族会社です。
それはそれでうまくやっていっています。
しかし、クローバーフィールドはそれらとは違うスタイルの企業だということです。

クローバーフィールドは同族会社ではないというだけではなく、ワンマン経営でもありません。
最近は、代表の杉山と馬詰、そして私の3名が相談して会社を回しています。
他の社員や出資者からの意見も求めてはいますが、常時経営に関わっているのはその3名だということです。

何年か前のクローバーフィールドは、もっと多くのメンバーが意見を出し合って動かしていました。
月に1回、土曜日に集まって打合せを行い、そこで必要な決定を行おうとしていたのです。

ところが、月に1回の打合せは自由参加に近いもので、集まりもよいとはいえず、なかなか物事が前に進みませんでした。
何を決めるにも遅く、多くの場合は遅いだけではなく、決まらなかったのです。
そこで、責任を持って経営に関わることができる数名で相談して決める現在の方針に移行していきました。

以前に比べれば、格段に経営判断がスピードアップしましたし、以前なら何も決まらずに時間だけが経過していたような事案でも決めていけるようになりました。
それでも、複数人が相談して決める以上は時間がかかります。
ましてや、役員が非常勤ですのでなおさらです。

まさに、よくも悪くもワンマン経営ではないのです。

今後は、ワンマン経営ではないことによる悪い部分を最小限に抑えられるよう、細かな改善を積み上げていきたいと考えています。

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