「お金がないからできない」という人は、お金があってもできない。
高木です。こんばんは。
今回の話題は自戒の念をこめて投稿したいと思います。
この世の中、何をするにもお金は必要です。
とくに、会社としての事業であればなおさらです。
かといって、弊社のような小さな会社には、そんなに潤沢な資金があるはずがないですね。
だから、普通に考えれば、できることが大幅に制限されてしまうのです。
それはそれで事実です。
けれども、できる範囲のことだけやっていてはジリ貧になるのは目に見えています。
会社というのは、まずやりたい事業があって、それをどうやって実行し、目的を達成していくかという視点で運営していくべきなのです。
今、これだけの資金があって、これだけの人員がいるから、その範囲でできることを見つけてやっていくのは本末転倒です。
もちろん、できることから実行するというのも局地的な戦術としては必要です。
しかし、戦略を考える際にそこから入ってしまっては、目的と手段が入れ替わってしまうようなものなのです。
何でもそうですが、できない理由、やらない理由を挙げるのは簡単です。
ちょっと考えただけでも、10や20はすぐに理由を挙げられます。
だから、まずは「やる」ということに腹を括らないことには何も始まらないのです。
「やる」となれば、資金がないならないで、どうやって資金を調達すればいいかとか、少ない資金でどうやれば実施できるかとか、そういった工夫が出てきます。
人員がいないならいないで、人員を補強するために採用活動を行うとか、外注や派遣を使うとか、少ない人員でできる方法を探すとか工夫すればいいのです。
お金がないから、人がいないから「できません」「やりません」といってては、もし仮に何らかの理由で資金や人員に余裕が生まれたとしても、きっと何もできないでしょうね。
実行するための準備がまったくできていませんし、おそらくは何を実行すればよいのかさえ思いつかないのではないでしょうか?
もっというなら、お金に余裕ができれば、「これで問題なく会社は回っているんだから、今のままでいいじゃない」という話になるに決まっているんです。
人員に余裕ができれば、「遊ばしているのはもったいないので、現場に出して日銭を稼ごう」という話にきっとなります。
だからこそ、できるできないに関わらず、「自分たちは一体何をやりたいのか?」から戦略を立てていかなければなりません。
戦略を立てれば、どうやって実現するのか、全員で一丸となって知恵を絞ればいいのです。
それをやるだけで、会社はずいぶん活気づきますし、魅力的になると思いますよ。