馬鹿と煙は高いところにのぼる。
高木です。おはようございます。
本日9月1日は「防災の日」です。
関東大震災が発生した日にちなんで制定されたわけですが、せっかくなので防災について考えてみることにします。
防災について漠然と考えても要点がぼやけるので、今日は高層ビルについて考えることにします。
実はこの話題は、5年あまり前に別のブログで取り上げたことがあります。
そのときは「高層マンション症候群」の話もしたのですが、この件は実際のところどうなんでしょうかねえ?
ずいぶん昔、『タワーリング・インフェルノ』という映画がありました。
その映画のテーマでもあったビル火災について今回は考えてみることにします。
といっても私はその分野は素人ですので、大したことは書けません。
それでも、できるだけ頑張って書いてみることにします。
一般的には、はしご車の放水が届くのは31mまでといわれています。
ビルの1階あたりの高さは、マンションなら約3m、オフィスビルなら約4mといったところでしょうか。
単純計算すれば、マンションなら11階が限界、オフィスビルなら8階が限界ですね。
最近のはしご車はどんどん大型化して、大阪市では40m級のものが主流なようです。
北消防署、中央消防署には50m級のはしご車が配備されています。
http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000049192.html
ただ、水圧の問題があるようで、はしご車のはしごがどんなに伸びても、高くなればなるほど放水はショボくなると思います。
ですので、やはり31mぐらいがまともに消火できる限界ではないでしょうか。
さらに、築年数が経っているビルの場合は、スプリンクラーや防火扉などの防災設備が不十分ということも指摘されています。
高層階に住んだり、仕事をしたりする場合は、火災が起きたときは覚悟しないといけませんね。
それに加えて、先に紹介した以前のブログ記事でも書いたように、もし誰かが負傷でもすれば、エレベーターが使えない中、階段を担いで降ろさなければならなくなります。
10階以上から負傷者を担いで降ろすのは、考えただけでも嫌になります。
自分が負傷した場合を考えるとさらに嫌です。
私はそもそも高層階は嫌いです。
高所恐怖症とか、そういうのではありません(本当の高所恐怖症なら、表彰台の高さでも足がすくみます)。
利便性と危機管理の面で高層階は嫌なのです。
高層階になれば、それだけ駅から遠くなることを意味しますしね。
ブログのタイトルはキャッチ―なものにするのが定石ですのでこのようにしましたが、高層階に住む人たち、高層階で働く人たちを揶揄する意図はありません。
あくまでも私なら、防災の観点から、高層階は避けるということです。
自宅の場合は家族を、会社の場合は従業員や来客者を守る責任がありますから。