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「やる気」と「熱意」

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2017/07/23
最終更新日:2018/06/21
カテゴリー:雑記

高木です。こんにちは。

今日はちょっと変な時間の投稿になってしまいました。

朝からいろいろ調べ物をしている中で、「プログラマーの志望動機・例文」について書かれているページを見つけました。
就職・転職活動を行う際には、みなさんこういう情報を参考にするんでしょうねえ。

よく「志望動機」をどう書けばいいのかわからないという声を耳にします。
本人曰く、「文章を書くのが苦手なので、うまく表現できない」というのです。

ところが、よくよく話を聞いてみると、文章を書くのが苦手なのではなく(中には本当に苦手な人もいますが)、そもそも志望動機自体がない場合が多いのです。

読書感想文なんかでも似たような状況があります。
感想文という文章を書くスキルの問題ではなく、感想自体がないから感想文を書けない場合が多いのです。
まったく同じ図式ですね。

まともな志望動機がなければ、例文に頼ろうとします。
自分の思いや考えを自分の言葉で伝えるのではなく、他人が用意した例文をそのまま使おうというのです。

自称プログラマーの中には、自分で考えたロジックではなく、ネット検索で見つけたサンプルプログラムをコピペすることでコーディングしようとする人が少なくありません。
これまた同じ図式ですね。
志望動機を例文丸写しにする人は、きっとコーディングもコピペで済ませようとするんですかねえ。

その丸写しにする例文ですが、たいていは「やる気」や「熱意」を強調する内容になっています。
けれども、まともな志望動機がないこと自体が問題であり、そうした人たちには「やる気」も「熱意」もあるはずがないのです。

志望動機は漠然としているけれど、プログラマーになりたいという「やる気」や「熱意」だけは本物だというのなら、口先だけではなく目に見える形で表現してみましょう。
具体的には、どんなに小さくても下手糞でもいいので作品を作ってそれを見せることです。
これは以前、「ポートフォリオの必要性」でも述べました。

私が学生のころは、まだPCも高価で、少なくとも20万円以上しました。
さらに開発ツールも無償のものなどほとんどなく、数万円以上するのが普通でした。
アプリケーションを開発するにしても、現在ほど簡単にはできません。

それでも、中学生ぐらいからプログラミングをやっていましたという人は結構いました。
ただ、家庭の経済事情にも大きく左右されます。
そういう時代でしたので、何か目に見える形で表現することを要求するのは厳しすぎたと思います。

けれども、現在は違います。
PCは安価になり、数万円も出せば購入できます。
ハイスペックである必要などないのです。

さらに、開発ツールも無償で使えるものが多数あります。
開発ツール自体も進化して、私が学生のころに比べればはるかに便利になっています。

これだけ便利な環境がそろっているのであれば、たとえば夏休みの期間を利用する程度で小さなアプリケーションのひとつぐらいはできるというものです。

話は変わりますが、今週からクローバーフィールドでは社内外から参加者を募る形で勉強会を繰り返していく予定です。
「やる気」と「熱意」が本当にある方は、ぜひ参加してみてください。

初回はRaspberry Piがテーマですが、プログラミング言語、アルゴリズム、数学、物理、ブログライティングなど、いろいろなテーマを検討しています。

リクエストがあればぜひご連絡ください。
もっとも、どんなテーマにも対応できるわけではありませんので、その点はご了承ください。

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