気の利かせ方
馬詰です。
昨夜、晩ご飯にラーメン屋さんに行きました。
子どもたちも上2人は家を出て、残りのひとりはバイトやったりのこのごろ。
バイト行きは、最終電車で帰ってくるので、おにぎりを作っておけばよかったりです。
という、非常にお気楽な晩ご飯事情です。
さて、そのラーメン屋さん。
車が10台ほど止められる駐車場を備えています。
ラーメン屋さんにしてはそこそこ大きいお店です。
メニューを眺めていると、
「お車が一台、入りましたぁ〜」と店内に響くバイトの女の子の声。
お客さんが入って来られるということをスタッフにアナウンスしはったわけです。
何度も足を運んでいますが、お車のアナウンスを耳にしたのは初めてです。
お客さんの対応をしながら外の様子にも目をやるという、えらい気配りのできる気の利いた子やなぁと感心しました。
そのあと、その彼女を呼んで注文をお願いしました。
相方はラーメン大盛り、私は炒飯の小と餃子一人前。
私は炒飯のスープが好きです。
しばらくすると、「半チャンです」と炒飯の小を持ってきてくれました。
半チャンだけです。
スープがない。
えっ?スープ、忘れてるん?
次にラーメンが前に置かれます。
そして、餃子一人前と伝票。
終わりかい?!
スープはないんかい?!
「あの、炒飯のスープは?」と聞きました。
私はスープが好きですから。
「えっ?セットにしたら安いんでセットにしたんですけど」
「えっ?」
(誰もセットなんか言うてへんし)と気の弱い私は心の中で文句を言います。
「炒飯、単品ならスープがつきますが。セットの方か安いのでセットにしたんですが。セットにはスープはつきません」
いやいや、だから、私はスープが好きやねん。
なんてことは、彼女はご存知ではありません。
なので、
「セットやなくて単品で」とだけ言います。
「はい、わかりました」と
しばらくしたらスープが運ばれてきました。
「ありがとう」と言い、目の前に置いてもらいます。
我が子ぐらいのバイトの女の子なので、文句は言いません。
私のモットーはよそのお子さん、よその高齢者には優しくする、です。
うちの子やうちの高齢者がよその方に助けもらったり、優しくされているかもしれない。
いや、そうしてもらえるよう、私はよその若人と高齢者には優しくするという、ちょっとよこしまなことを考えています。
気になるのは、このセットです。
どれとどれのセットやねん、とメニューをひろげます。
餃子と半チャンのセットならまだしも、彼女がセット扱いにしたのは、ラーメンと半チャンのセットです。
いやいや、ラーメンは私が食べるんちゃうし。
確かにそういう注文の仕方をすることもあるでしょうが。
ていうか、それならそうと、注文時に確認してくれたらいいのに。
気の利かせ方も一歩間違うと余計なお世話になります。
独りよがりになります。
次からはお客さんの意向を聞いてからにしようと、彼女が気づいてくれたら、それはホンモノやなぁ〜。
なんて、そんな偉そうなことを考えながら、満腹になりお店をでました。
良かれと思ったのに文句を言われるのは不本意です。
気配りはなかなか難しいですね。