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フリーエンジニアを名乗るフリーター

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2017/03/30
最終更新日:2018/06/21
カテゴリー:雑記

高木です。おはようございます。

今回はかなり辛口の内容になることをあらかじめお断りしておきます。
心臓が弱い方で、タイトルを見て「ドキッ!」とした方は、今すぐ立ち去ることをお勧めします。(笑)

本題に入る前に、言葉の定義を確認することにしましょう。

「フリーエンジニア」は文字通りフリーランスのエンジニアです。
エンジニアにはいろいろな種類があるので、土木や建築に携わる方もいれば、機械や電子回路のエンジニアなどもいます。
もちろんそれら以外の分野のエンジニアもいますね。
ここでいう「フリーエンジニア」は、プログラマーやシステムエンジニアをはじめとしたソフトウェア技術者をフリーランスで営んでいる方と定義したいと思います。

では、「フリーランス」とは何かですが、ここでは個人事業主や会社の代表で、主に一人で事業活動を行っている方を指すことにします。

「フリーター」に関しては、厚生労働省や内閣府が明確な定義を行っています。
平成3年に厚生労働省が行った定義では、

中学校卒業後の年齢15歳から34歳(以下若年者)で、在学していない者のうち、以下の条件を満たす者。

  1. 現在就業している者については、勤め先における呼称が「アルバイト・パート」である雇用者
  2. 現在無業の者については、家事も通学もしておらず「アルバイト・パート」の仕事を希望する者

となっています。
また、内閣府による平成15年の定義では、

若年者(ただし、学生と主婦を除く)のうち、パート・アルバイト(派遣等を含む)及び働く意志のある無職の人

となっており、派遣もフリーターの一種と考えられています。

さあ、ここからが本題です。

厚生労働省の定義でも内閣府の定義でも、フリーランスはフリーターには該当しないようです。
だから、「フリーエンジニアを名乗るフリーター」というタイトルはおかしいことになるのかもしれませんね。

でも、ちょっと待ってください。
大切なのは形式ではなく実態ではないでしょうか?
もし、このブログを読まれている方がフリーエンジニアだとしたら、「自分は事業活動をやっているのであって、決してフリーターではない」と断言できるでしょうか?

フリーランスというのは、自分の専門分野に関してはそれなりの技量があるのは当然だと思います。
それだけでは仕事にはなりません。
重要なのは、自ら営業活動を行い、顧客を獲得することなのです。

営業活動さえしっかりできれば、実際の仕事は外注に丸投げでもどうにかなってしまいます。
けれども、それではフリーエンジニアではなく「フリーブローカー」とでも呼んだ方がふさわしいですね。
自分で顧客を獲得し、自分で獲得した仕事をこなすからこその「フリーエンジニア」ではないでしょうか?

自称フリーエンジニアの方々で、とくに年齢が上がってくると、仕事にあぶれている人たちがいます。
そんなとき、多くの自称フリーエンジニアの方々は、技術スキルを向上させる努力をすることはあっても、営業努力をすることはほとんどないようです。

話を聞くと、「○○言語を勉強しています」とか「○○資格を取ろうと思っています」とか「自宅のPCに○○の環境を構築して・・・・・・」とか、そんな話ばかりをするのです。
確かにそれもやればいいのですが、もっとほかにやることがあるはずではないでしょうか?
だから実態がフリーターになってしまうのでは?

営業を丸投げする自称フリーエンジニアとブローカーの相性はピッタリです。

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