履歴書は直筆で
高木です。こんばんは。
最近は求人活動に力を入れ始めたこともあって、どうしてもそっちの話題になってしまいます。
弊社に応募される場合には、あるいは、もしかすると他社に応募される場合にも何らかの役に立つかもしれませんよ。
というわけで、今回は履歴書についてです。
弊社の求人情報では、基本的に履歴書は自筆記入するようにお願いしています。
求人媒体によっては、そうした指定が無理だったりするので、その場合は例外ですが・・・・・・。
では、なぜ自筆記入、つまりは直筆をお願いしているかについて説明することにします。
直筆だと、その人の正確や人間性が表れるということも、まあなくはないですね。
けれども、直筆を指定している主な理由はそんなところにはありません。
以下、順に理由を挙げていきます。
1. 応募者が手書きかワープロ打ちかを迷わなくて済むための配慮
一番の理由はこれだったりします。
求職者の立場に立てば、履歴書を手書きにすべきかワープロ打ちにすべきかは、結構迷うポイントのようです。
しかし、そんなところで駆け引きをしても何のメリットもありません。
だったら、初めから指定してしまった方がいいだろうという意図です。
機材がないとかでワープロ打ちできない応募者はいても、手書きができないという応募者はまずいないでしょうから。
実は、自筆記入を指定すると障害者差別とみなされるといった理由で、社内で反対の声もあったのです。
ですが、自筆での文字の読み書きができないとなると、やはり仕事に大きな支障をきたすと思います。
理由が障害であれ、日本語能力の欠如であれ、読み書きが不自由なのは、少なくとも弊社に関しては能力的な問題でアウトなのです。
ただし、一時的に手を怪我したとかの理由であれば、電話なりで相談してくださればそれなりに配慮するつもりです。
なお、職務経歴書に関してはどちらでもかまいません。
可能であればワープロ打ちにしていただいた方が読みやすくていいのですが、手書きだから不利になるとかいうことは一切ありません。
2. 手当たり次第に履歴書を送る応募者を排除するため
弊社のような小さな会社が求人を出しても、現実にはなかなか応募がなかったりします。
本来であれば、できるだけ多くの応募を集めるために、応募のハードルを下げるべきだという考え方もあります。
けれども、いくら応募が集まったとしても、実際に雇える人数はたかがしれています。
いたずらに応募だけを増やしても、選考の手間が増えるだけで得るものはあまりありません。
だから、あえて応募のハードルを上げているのです。
もっとも、履歴書の自筆記入なんかより、作文を課している方がずっとハードルを上げていますよね。
まあ、大体こんなところです。
そういえば、ずいぶん昔のことですが、私がアルバイトでもしようと思ってパチンコ屋の面接を受けたとき、ワープロ打ちの履歴書を持っていったことがあります。
当時、ワープロ打ちの履歴書というのはかなり珍しかったと思います。
そのとき、面接してくださった方から「履歴書は自筆で書くものだ」と指摘を受けました。
法的にどうこういうことではないけれど、まあそうだろうなと、妙に納得したことを覚えています。
あれからずいぶん経ちましたが、現在の求職者の感覚はどうなんでしょうねえ。