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売掛金を回収できないことは普通にある。

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2016/03/11
最終更新日:2018/06/21
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。おはようございます。

私は、自身が代表を務める株式会社きじねこで、10年以上持ち帰りの仕事を中心に活動してきました。
取引先の多くはいわゆるエンドユーザーですが、誰でも知っている大企業や大学もあれば、個人や零細企業も含まれています。

サラリーマンではありませんので、仕事をすればお金がもらえるのが当たり前などという甘い世界ではありません。
成果物を納品し、検収を通し、売掛金を回収して、はじめてその案件は終了します。

技術者は、納品や検収までは気が回るのですが、売掛金の回収に関して軽視しがちなことがあります。
ビジネスとして行うには、実はこの売掛金の回収が一番重要なのです。

株式会社きじねこでも、売掛金が回収できなくなることは何度か経験済みです。
そういう苦い経験もあって、仕事を受注する段階から売掛金をいかに回収するかまで十分検討するようにしています。

私が行う営業活動の多くは、問い合わせに対して受注せずに断る方向になります。
好き嫌いで仕事を選んでいるというよりは、受注後に発生するさまざまな事態を想定してのことです。

その中には、売掛金が回収できないという事態も当然含まれています。

私から断らなくても、確実に売掛金を回収するために提示した条件が受け入れられず、失注することも少なくありません。
下手に受注してしまって、あとで売掛金が回収できなくなるよりはずっとましだと考えています。

これから独立しようとする技術者の方は、このあたりを理解しておいた方がいいでしょうね。
そうはいっても、実際に痛い目に遭わないとわからないものですが……。

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