本当にArduinoを勉強するの?
高木です。おはようございます。
昨日のYの投稿で書かれていましたが、どうやら営業の2名と馬詰をあわせた女性3名がArduinoを勉強するつもりのようです。
自分たちが扱っているものがどんなものなのか、多少なりともかじっておくことは悪くありません。
というわけで、その気があるなら、とことん付き合うことにしましょう。
Arduinoはホビー向けというか教育向けというか、まあ要するに簡単に扱うことができます。
デザイナーなどのノンプログラマーでも扱えているので、営業職や事務職の彼女らが扱えない理由はありません。
せいぜいLEDをチカチカさせる程度だとは思いますが……。
それはそうと、何かを勉強するときは、その歴史から入るのが基本です。
今回もArduinoの歴史から入ることにしましょう。
まずはArduinoという名前の語源からです。
「オットー大帝苦労人」でおなじみのザクセン朝のオットー1世が、962年にローマ教皇ヨハネス12世によってローマ皇帝の冠を授けられたことにより、神聖ローマ帝国が成立しました。
神聖ローマ帝国はイタリア半島北部も支配していましたので、オットー大帝はイタリア王オットーネ1世でもあったわけです。
その後、オットーネ2世、3世と3代にわたってザクセン朝のイタリア王が続きました。
しかし、オットーネ3世の没後、イタリア諸侯の支持を得たアルドゥイーノ1世がイタリア王に即位します。
ユリウス暦1002年のことです。
このアルドゥイーノ1世の名にちなんだパブ、Bar di Re Arduinoが、Arduinoプロジェクトを立ち上げた技術者のひとり、Massimo Banziの行きつけであったことがその名の由来となったようです。
マイコンボードのArduinoの歴史とは何の関係もない話でしたが、こういうことも知っていると、話題作りの役に立つかもしれませんね。
ちなみに、イタリア語の発音はほぼスペル通りです。
口蓋化にからむものを除けば、ローマ字読みでも十分です。
というわけで、Arduinoの発音をカタカナで表すと「アルドゥイーノ」とするのが妥当でしょうね。
イタリア語っぽさを追求するなら、rを巻き舌にして、末尾から2音節目にアクセントを置いて、「アルルドゥイーノ」と発音するといいでしょうね。
それともうひとつ、マイコンボードなど「ボード」というように、これは板のことです。
ですので、「基盤」ではなく「基板」が正しいのです。
別に揚げ足を取ろうというのではなく、ブログの投稿内容に間違いがあればその都度フォローするという約束ですので、このように訂正しています。
どうぞご理解ください。
Arduinoの勉強会をするには、機材をそろえないと話になりません。
3人前+αを勉強会までに発注しておかねば……。