需要が高いプログラミング言語
こんにちは、高木です。
先日営業から聞いた話ですが、現在の(関西の)SESの市場動向を分析すると、Java、C#、C++の技術者が不足しているそうです。
そのうちJavaに関しては、表には出てこないもののの潜在的には結構な技術者がいるだろうとのことです。
本当にいないのはC#であり、C++はさらにいないそうです。
それに対して、私の意見はこうです。
プログラミング言語だけを見るのであれば、C++ができる技術者であればC#やJavaを扱うのはそう難しい話ではありません。
しかしその逆、つまりC#やJavaができてもC++ができるようになるのは容易なことではありません。
私はC++もC#もJavaも使いますが、どちらかといえばその中ではC++が一番得意です。
言語に関する得手不得手もありますが、その言語が適している分野に関する得手不得手のほうが大きいと思います。
ちまたでよくいわれるのは、JavaやC#に比べてC++は非常に面倒だということがあります。
ただそれは、普段JavaやC#を使って開発していることをC++でやろうとすると非常に面倒だということなのです。
逆に、普段C++で開発していることをJavaやC#でやろうとすると、想像を絶するぐらい面倒であったり、場合によっては不可能なことさえあります。
C++よりさらに面倒だといわれるCでさえ、分野によっては最も扱いやすい言語になることさえあります。
現在私はC(正確にはC99)を使った開発を行っていますが、面倒すぎて耐えられないと感じることは全くありません。
要するに、適している応用分野が違うのです。
このように考えると、例えば現在Javaで開発を行っている技術者は、長い目で見ればC#ではなくC++の習得を目指すほうが得策な気もしてきます。
C++とJavaができればC#を習得するのは容易なことです。
変に文法が似ていることで最初は混乱するかもしれませんが、そんなものはすぐに慣れます。
一方、C++の習得はちょっと骨が折れるかもしれません。
先程も書いたように、得意とする応用分野が異なるので、その辺りの意識の切り替えが難しいからです。
ただ、そこさえクリアすれば、最強の言語知識と応用分野に関する広範囲な守備範囲を獲得できます。
そして、結果として高単価を獲得できるでしょう。
これからスキルアップを図ろうとしている技術者の方々は、C++の習得も視野に入れてみてはいかがでしょうか?