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やるときはたとえ無報酬でもやる。

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2015/09/08
最終更新日:2017/12/20
カテゴリー:雑記
タグ:

こんにちは、高木です。

先日、営業と話していたときに、何気なく私の口から出た言葉が今回のタイトルです。
技術者というのはある意味わがままでして、面白い仕事であれば損得抜きにやりますし、くだらない仕事であればいくら好条件でもやらなかったりします。
その辺りが、営業や経営者とは違う感覚なのかなあとも思います。

じゃあ、どんな仕事が面白くて、どんな仕事がくだらないのかというと、その判断基準にはやはり個人差があるようです。
最先端の分野の開発に携わることができれば面白いと感じる人もいれば、自分の得意分野であれば面白いと感じる人もいるでしょう。
あるいは、世の中に直接的な貢献ができる仕事を面白いと感じる人もいると思います。

技術的に難度が低い仕事をつまらないと感じる人もいれば、関心がない分野の仕事をつまらないと感じる人もいるでしょう。
あるいは、顧客の私利私欲を満たすためだけの仕事をつまらないと感じる人もいると思います。

本当に面白いと感じることができる仕事であれば、どんなに安くても(最低賃金を下回るような時間単価であろうと)、たとえ無報酬だろうと、引き受けるときは引き受けるのです。
オープンソースの活動にボランティアで参加している人たちなんかは、その典型ではないでしょうか。

逆に、本当にくだらない仕事の場合は、たとえ月に何百万円もらおうと絶対やらなかったりします。
私の場合でいえば、公序良俗に反するような仕事とか、売国的な仕事とかがそうです。

もっとも、あまりわがままばかりいっても営業を困らせるだけですので、よほどの場合でなければ適当なところで折り合いをつけるんですけどね。
それと、これは私の場合ですが、わがままを通して好き勝手できる環境として、自分で株式会社きじねこという如何にも好き勝手しそうな社名の会社をやっていたりします。
周囲に配慮しながらやっていく株式会社クローバーフィールドと、好き勝手できる株式会社きじねこと、両方の経営に携わっているのにはそういう理由もあるのです。

高い報酬さえ払えば優秀な技術者が集まると考えている人たちが少なからず世の中にはいるようです。
まったく技術者の気持ちがわかっていない人たちが考えそうなことです。
幸いにして、株式会社クローバーフィールドの役員は、いずれも「技術者出身」ではなく「現役の技術者」ですので、その辺りは大丈夫ではないかと思います。

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