いつのまにかCygwinにPHPが…
みなさん、こんにちは。スタッフの高木です。
最近久々にCygwinを更新しました。以前はCygwinのパッケージにはPHPが含まれていなかったため、apt-cygを使ってインストールするとか、Windows用のPHPを使うとかしないといけませんでした。ところが、今回更新するときに、CygwinのパッケージにPHPが含まれていることに気付きました。早速インストールしましたよ。
私はほとんどのケースで、PHPはコマンドラインでしか使いません。自分のウェブサイトを触るときにちょっとPHPを使うぐらいのことはありますけどね。なので、ローカルのそれぞれの環境でPHPを使いたいわけです。
普通ならWindowsのPHPでもいいんです。けれども、細かいところでちょっと物足りなさがあります。たとえば、WindowsのPHPはPHP_INT_MAXが2147483647なので符号付きにの32ビットになります。でも、符号無しの32ビット整数とか、それ以上が欲しいときもありますよね。64ビットのLinuxやMacならできますが、Windowsでも使いたいんです。そんなとき、Cygwin(64ビット版)のPHPが役に立ちます。
PHPでいろいろツールを作っていると、実行環境によるこうした違いで思わぬトラブルが発生します。先日も、Ubuntuでの出力結果とWindowsでの出力結果の違いが原因の不具合に遭遇したところです。移植性には配慮すべきですが、できれば振る舞いが揃っていた方が便利ですからね。
PHPは、ウェブ専用の言語にしておくのはもったいないぐらい、いろいろな使い道があります。とくに、C言語系のシンタックスに非常に近いので、CやC++、C#、Javaなどの経験しかないプログラマーであっても、PHPのコードを読み書きするのは簡単ですし、あまり違和感なく馴染めると思います。ちょっとしたツールを作ったりするのには本当に便利なんです。そして、PHPならではのすごい使い方も…。
その「すごい使い方」については、また改めて紹介したいと思います。というわけで、今回はこの辺りで。