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XPからの移植案件が段階的に発生するかも

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:高木信尚
公開日:2014/03/28
最終更新日:2017/12/27
カテゴリー:雑記
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こんにちは。スタッフの高木です。

「大阪の企業の46%は「いまだにXPを使っている」──大阪信金調査」というニュースを読みました。

今のところは「XPで十分」「XPでないと使っているソフトが対応しない」「買い換えるお金がない」などの理由でWindows XPを使い続けるつもりの企業でも、そんな状態があまり長く続くとは思えません。

段階的に、Windows XPからWindows 7やWindows 8.1あたりに乗り換える必要が出てくることでしょう。そうなると、Windows XP向けに作られていたアプリケーションやデバイスドライバの多くは、何らかの移植作業が必要になってくることが容易に想像できます。

アプリケーション自体は新しいOSでも動くとしても、老朽化した開発環境を何とかしないといけない場合があります。

私が関わっている仕事でも、Visual C++.net 2003を使って開発しているものがあります。この開発ツールが生成するプログラムが、仮にWindows 7やWindows 8.xで動いたとしても、もうこれ以上Visual C++.net 2003を使い続けることはできません。Visual Studio.net 2003は、Windows 7はもちろん、Windows Vistaにも対応していないからです。

そうなると、必然的に新しいバージョンの開発ツールに移行しなければなりません。私が関わっている案件については、SDKレベルで開発しているのでまだましですが、もし仮にManaged C++でも使っていたら大変です。C++/CLIに移植するにせよ、C#に移植するにせよ、結構なボリュームの仕事になります。

SDKレベルで開発しているのも、これから10年のことを考えるとさすがにどうかと思います。.NETに移植するのが最善かどうかは何ともいえませんが、少なくとも何らかの手は打たないといけないでしょう。

今後、Windows XPから新しい環境に移植するための案件が少しずつ出てくることになるでしょう。あまり一気に来られても対応できませんので、小出しに発生してくれてかまいません。ただし、大きな予算を投入できるところはそう多くないと思うので、安価で柔軟な対応ができる業者が重宝されると思います。

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